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1話 転生ってこんなに現実見せてくる?

 う、遠くで鳥が鳴く声がする。


ん?ここは、、どこだ?


あたり一面に広がる草むら、どこまでも続く青い空、遠くにかすかに見える大きな山。


これってまさか、、、


「おっしゃぁぁ!異世界キター!」


めちゃくちゃ興奮してきた。


ん?


待てよ?


異世界ってことは、、俺はあのまま死んだのか。


「うわぁ、あのシリーズの最新刊読みたかったぁ、、。」


え、待って待って、てことはてことはぶっ壊れスキルとか、最強になっちゃったとか?


......どうやって見るんだ?

えーと、大体の小説では自分のステータスを見るのはたしか、


「ステータスオープン。」


ブンッっと目の前に表のようなものが現れる。


おぉ、これが俺のステータスか。


「えっと?どれどれ?、、レベル1、物理攻撃1、魔法攻撃1、物理耐性1、魔法耐性1、MP10、スキル:なし、、か。」


ふっふっふっ、これは、、最弱だな。


いわゆるハズレだぁぁぁ!


いやそんなことあるか?スキルなし?


()()()()()()()


いやいやまさかな。


何かの間違いだろう。


「ステータスオープン」


いや、何度見ても全ステータスが1だ。


えぇぇ、、そんなぁ。


どうしよ...。


周りには草むらと森以外何もないし。


え、詰み?


異世界ライフ始まってまだ30分も経ってないけど終わり?


「ギッ!ギッ!」


背後から音がして振り向く。


おぉ!異世界物で最弱扱いされるゴブリンさんじゃないか。


3体か。


「さすがにゴブリンくらいは楽に倒せるだろ。武器は、、、ないな。」


ゴブリンと目が合う。


なんか笑われてる気がする。


「ギッギッギッギッギ!」


笑ってんな。


「こうなったら、、」


こぶしを握る。


そして、、、180度回転する。


さらに全力で走り出す!


「逃げるしかねぇだろ!」


「ギギッギッギギ!」


ゴブリンたちが追いかけてくる。


あーあ、ゴブリンから追いかけられる異世界とか嫌だよ。


てゆーか、ゴブリンたち足速すぎない?


「ギッギッギッギッギ!」


どんどん追いつかれてる気がする。


こうなったら、、、っていっても何もできないんだよ!


スキルがあったらなぁ。


『スキル:隠密 を獲得しました。』


ステータスを見るときに使った表のようなものにそう書かれている。


「なにそれ早くしろよ!スキル:隠密!」


『MPが不足しているためスキルが発動出来ません。』


また表みたいなものが出てくる。


はぁ!?


舐めてんのか?


ゴブリンたちがすぐそこまで来ている。


うーん。


ザアァァ、と地面を滑って止まる。


急に止まったからゴブリンたちは急に止まれずに少しだけタイムラグが起きる!


「よし!」


来た道を戻る!


でもずっと鬼ごっこってわけにもいかないし、、。


どうしよう、、。


「ギッギッギッギッギ」


また追いつかれそうだな。


一発殴るか?


すっと速度を落として振り向きながらこぶしを握る。


「ギッギッギッギッギ」


ゴブリンがとびかかってきた。


「おらぁぁ!」


ゴブリンの腹に入った。


おー、思ったよりできるじゃん。


ゴブリンはすぐに立ち上がった。


え?効いてない?


あ、俺、物理攻撃1だった。


前言撤回、できてるように見えただけだ。


「ギギギギギ!」


歯ぎしりうるさ!


てゆーか、さっきまで3体いたよな?


俺の目の前にいるのは1体だけ、、どこに行った?


まさか疲れてどっか行ってくれた?


ありがてぇ!


さて、どうしよう。


俺はゴブリンとにらみ合う。


「ファイアーボール!」


遠くで声がした、と思ったら目の前のゴブリンが燃え出した。


え?なんか火の玉みたいなのがゴブリンにぶつかったのは見えたけど...。


「大丈夫ですかー?」


遠くから白いローブを着た女性が走ってくる。


あぁー、助かった。


「どこから来たんですか?装備もなしで。」


えっと、、答えられんな。


どうしよう。


目の前に来た命の恩人を見つめてしまう。


俺の視線が疑うような視線に見えたのだろう。


「あ、私はアリスって言います。あっちの町で冒険者をやっているんです。」


あ、アリスさんか。


え、俺はなんて言えばいいんだ?


「えっと、、助けてもらってありがとうございます。俺は、、ショウって言います。」


なんでショウかって言ったら俺の昇という漢字の音読みが「ショウ」だからだ。


「ショウさんっていうんですね。なぜこのゴブリン草原に?」


あ、ここゴブリン草原っていうんだ。


えっと、どうしよう。


俺が回答に詰まっていると、アリスさんは首を傾げた。


「黒い髪、このあたりの人ではないですね。旅人さんですか?」


「あ、はい。そうです。」


とっさに言ってしまった。


「ゴブリンも倒せないのに、ですか?」


「え?」


「あ、すみません!」


まぁ、そうだよな。


ゴブリンも倒せないやつが旅人とは信じられないよな。


「えっと、まぁ、ここで話すのも物騒ですし、街に案内しますよ!」


ふう、俺は胸をなでおろした。


「ありがとうございます。」



こうして俺はなんとか出オチエンドは免れた。

閲覧いただきありがとうございます。第1話ということもあって張り切ってしまい、長くなりました。最後まで読んでくださりありがとうございます。感謝です。さて、いよいよ始まった異世界生活、まずはアリスという人に助けてもらうことでどうにかなりましたね。これからはどうなっていくのでしょうか。

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