活殺自在
登場人物
戌亥蒼空
飛来冬華
柳根啓斗
薙刀の少年
蒼空達一行は今謎の少年と戦っていた
(殺しが趣旨…か似たよなことを言ってる人がいたような……目の前の敵は何となくやばい…早く戦わないと)
ジャリ…
「蒼空?!何してるの?!」
「お前は怪我してんだから無理に動くな!」
「あなたの怪我を負っていても戦おうとするその精神、尊敬するッス!」
「な・ん・で!!敵のお前が話に入ってくんだよ!」
「おっと、これは失礼しましたッス…それでは、戦闘に移ります」
シュ…シュバ……シュシュ
少年は薙刀を振り上げたあと軽やかな足取りで冬華達の所へ行きそのまま
ジュバ…
「何をされたんだ?俺たち、なんなんだあの攻撃」
「心の声が漏れてますよガタイのいい大男さん」
ザシュバ…
「ウグ…ハァ゛」
「啓斗…その怪我、片足が……」
「足、切り落とされちゃったッスね」
(どうしようこのままだと冬華さんまで…何か、何か今の僕が出来ること)
「私、これ以上仲間が傷つくのを見るのは耐えられない…本気で行くね…」
(冬華さんの様子が変わった、竜喜との戦闘以来だ)
「冬華…少しの間凌いでいてくれ」
「わかった…氷弾」
キュイン…
「なるほど…あなたも技待ちなんスねそうッスか……結局自分の苦悩をわかってくれる人は…………誰一人居ないんスね!!」
(?!急に少年の様子も変わったなんでだ?苦悩?何がいけなかったんだ?武器の使い方?容姿?なんなんだ?どこかに必ず地雷はあるはずだ)
「もういいッス…可哀想だから手加減して戦おうとしてたんスけどもういいッス…怒りが限界ッス」
「ふーん…そっちがその気ならいいよ…本気で来なよ」
(見ただけでもわかる冬華より少年の方が…
圧倒的に強い、天と地の差だ、
このまま戦えば冬華さんは死ぬ……
ダメだ少年の地雷を探さないと…
何がダメだったんだ…
冬華さんにキレているということは何か鍵は冬華さんにありそうだ
でももう観察する余裕は無い)
「普通に近づいて戦えば死ぬだから遠距離しかない、来たら斧て少しでも耐えるだけ…」
ガギィン…ガギギィィン
「なかなかやるッスねでも耐えてるだけだと
負けるッスよ!」
「今だ…隙ができた今距離を取れる」
ザァッザァッ
「氷弾!トリプル!!」
「チックソが」
(急に口が悪くなったきっと今地雷があったんだ…きっと技に関することなんだろう…
なんだ?氷がダメなのか?いやでも氷弾にあたっても別にあまり気にしてない
じゃあ3発1気に技を飛ばしたからか?
………違うそもそも技自体を嫌っているんだ
でもなぜだ?なぜ嫌うその理由は…
いや考えてる暇は無い!)
「冬華さん!少年は技を嫌っています極力使わないようにしてください」
「技を嫌っている…へぇそうなんだぁ」
ギュインギュイン…
「冬華…何してるんだ技は使わない方がいいんだぞ、俺の見間違えだといいんだがお前の目の前には…」
「なんで…なんでッスか…技はダメだといってたのになんでなんで」
(なんで冬華さんは巨大な氷を創り出しているんですか?!)
「くらいな…氷弾の応用技…砕け、凍てつけ
『氷塊散石』!」
「なんなんスか!これ…上から氷が…動きずらい」
氷塊散石…それは大量の氷弾を上から砕き散らす冬華の応用技である
「今のうちに2人は逃げて」
(何が起きてるんだ…でも考えてる暇は無いせっかく冬華さんが作ってくれたチャンスだ、今は最善の行動を取るようにしよう)
蒼空が動いて戦闘から距離を取ろうとした時…
「おい…俺を忘れてないか?」
「啓斗は無理しない…で?あれ?」
「は?どうしてッスか、なんで切ったはずの足が復活してるんすか!」
「あぁ言い忘れていた…俺の技は再利用…使えなくなったものに触れると姿を変え新たな使い道を開く…俺は今義足を作った、すぐ壊れるだろうがな」
(啓斗さんが復活したこれなら少しぐらい戦闘が有利に…!)
「めんどくさいッスね…もう……何もかもこんなの不利じゃないっスか何度切っても復活する足…新しい応用技…戦闘は困難だけどあと一人も後ろで控えている……でも自分は諦めない絶対に成果を出してせる」
(何かが来るやばい僕も…僕も動かなければ!)
ブォンブォンブォン…ジャギィ
蒼空の精神は勝手に動いていた………檻から解放され、血に飢えた猛獣のように…
「またひとつ標的が増えたッス…今度はドローンスか刃付きの…さぁ…3対1スね、かかってきてくださいッス受けてたちます」
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続く…
今回ちょっと無理やりだったかも