巨体な訪問者
登場人物
戌亥蒼空
飛来冬華
柳根啓斗
蒼空と冬華は全身黒タイツの男、津々留竜喜を倒してからしばらくがたった
「ねぇー蒼空ー疲れたー」
蒼空たちは今冬華が寝ていた小屋を修理している。
「はぁ疲れましたね…そろそろ休憩にしますか」
(さっきの戦いで足怪我してるのに冬華すごいな)
蒼空と冬華は少し休憩をとることにした
「ふぁー…この小屋をこれから拠点にしていくのかー」
蒼空たちはこの小屋を拠点にすることにした
「……おい…お前ら」
「?!」
小屋の中で休憩をしていると野太い声が外から聞こえたか
「誰ですか?」
蒼空が外に出てみるとそこには蒼空がちょうど1.5人分程の大きさの大男がいた
ジャギ…
蒼空は鎖を構える
「おめぇら少し話を聞け、俺はお前らに交渉をにてきた」
「交渉?」
冬華が小屋の中から話しかけた
「そう、交渉だ…お前らこれからここで生活する上で食料ってどうるつもりだ」
「それは…確かに狩りって言っても当たり見渡したところ動物はいないですね」
「そうだろう、ここでは食料の調達が困難だから俺がそれを解決しようと思ってな、それでたまたま見つけたお前らに話しかけたって訳だ」
この大男は蒼空達に食料の交渉をしてきた
「てことは私たちご飯くれるの?!」
「まぁそういうことだ…だが俺は交渉と言っただろう」
「その交渉というのはどういったものですか?」
蒼空たちは息を飲む
「交渉は行ったって簡単……俺を旅に連れてけ」
「は?」
蒼空はその交渉に困惑した
(こんな見ず知らずの大男をこの旅に入れていいのだろうか…裏切られたりしないだろうか)
蒼空が考え込んでいると…
「ご飯くれるなら!ぜひ入って!」
「この女は少しぐらい疑うことをしないのか?」
蒼空も大男と同じことを思った
「まぁ女の方は了承を得たがお前はどうなんだ」
「僕は…どちらでも、入りたければ」
「なんだその返答…はっきりしねぇな、まぁそういうなら好きにさせてもうぜ」
大男はなんか仲間に加わった
「とりまこれからよろしく!そうだ、名前教えて?」
「お、おぅ」
大男は冬華のテンションに押されていた
「俺は柳根啓斗武器はメリケンサック、技は再利用、使えなくなったもの、使えないものとかを姿を変えて再利用する技だ、便利だと思ったか?一度実際に使ってやろう」
そういうと啓斗はそこら辺にあった草をむしり取って
「再利用!」
ファァン…
啓斗の手の中にあった草は全て大量の焼き鳥に変わっていた…だが……
「すごい技ですねでも…使う度に目があかなくなるんですか?」
「いや、体のどこかが1分間使えなくなる」
啓斗の技、再利用はとんでもないデメリット付きだった
「これじゃ戦闘に使うのは難しそうですね」
「でも食べ物創る以外でも使い道はあるんじゃない?例えば武器造るとか」
「いや試したんだか何故か作ることが出来なかった、ただ消耗品は創ることができるらしい…」
「それなら爆弾とか創ればいいのでは」
蒼空は提案した
「まぁいいが創ったことねぇぞ」
「うーん…とりあえずお腹すいたぁ啓斗さーんごはーん」
「ったく…俺はオカンじゃねーぞ」
そう言いながらも啓斗は草をむしり取ってステーキを創った、冬華は出来たてのステーキを同時に作られたナイフとフォークを使い上品に食べている
「とりあえず僕たちは今ここの小屋を拠点として生活しようとしているんですけどそれでも大丈夫ですか?」
「まぁ別にいいがボロくないか?ここ、修理してるなら手伝ってやろう」
そういうと啓斗は草から釘と金槌を創った
「おぉ!凄いですねこれならすぐに修理が終わりそうです」
「さぁ早速しゅうりを始めようか」
続く……