サイコ・The・カオスフィールド
登場人物
戌亥 蒼空
飛来 冬華
津々留 竜喜
ドン!!シャギィン!
現在蒼空と冬華は全身黒タイツな謎の男と戦っている
ドン!
相手の大剣の振り下ろしを冬華は軽々と避ける
「お嬢ちゃんなかなかやるねぇ…俺について来れた証に名前を教えてやろう」
「聞く気はないですけど…まぁ名前の知らないジジイと戦うのは気が引けますね」
冬華は怒ると毒舌になるタイプだ
「俺の名は津々留竜喜46歳、武器は大剣、技は……」
そう言うと竜喜は大剣を思いっきり十字に振り時空を歪めた
「異空間…俺の、俺だけの空間だ…ハッハッハ!今お前らの負けが確定した!!死にやがれ」
竜喜は言い終えるとさっきとは比にならないほど素早く大剣を振り斬撃を飛ばしてきた
ザシュン
(攻撃が早すぎる…守りに徹することしか出来ない)
蒼空はこの斬撃を鎖を使い受け流してはいるものの攻撃は出来そうにない、一方冬華は…
シャギン!シャギィン!!
「結構ギリギリだけど…案外隙を見れば…」
冬華は隙を見て間合いを詰めていた
「お嬢ちゃん、来るのはいいがあまり近づかない方がいいぞ」
「何を言って…」
その時…
カァァ!カァ……
「カラス?」
蒼空は困惑していたカラスが飛んできていたのだ
「あれ?カラスが停まってる」
冬華は停まっているカラスに氷を撃ちながら言った
「お嬢ちゃん…気づかないならヒントやろう、場所だ」
竜喜はそれだけ言うと大剣を構え振りかざした
ドン!
(場所?知らないわよそんなの…)
冬華は竜喜のヒントの事なんて考えてなかった
「お嬢ちゃん……ヒント…聞いてたか?」
竜喜は少し困惑していた
(場所か…何が逆転するんだ?)
蒼空はしっかり考えていた
ジャギィン!!シュ
「チッ…少しかすったな」
竜喜の機嫌が少し悪くなった
「当たらない……全く…一粒も氷が」
「と、冬華…さん?」
突然冬華の様子が変わった
「1発ぐらい当たれよ…」
「?!」
(と、ととと冬華さん?!動けないんだけど?!某アニメの覇気みたいになってるよ?!)
(や、やばい動けない、これじゃ…殺られる!)
「……くらえ」
ジャシュン!ジャギィィン!!
「うぐ…がは!」
冬華の氷は竜喜の脇腹を貫通し、左腕を切り落とした
(冬華さんがこんなに怖い人だなんて、この先が思いやられる…て…あれ冬華さん動いてない)
「動けない、なんで」
「ハッハ…はぁ…もういい教えてやるよこの空間では俺に近ずけば近づくほど動きが遅くなる。お嬢ちゃんと俺との距離は約8m、嬢ちゃんは今動けなくなっているのだよ!!だが…」
そこでこの場にいる全員は全てを察した
「俺ら全員動けねぇ…」
「一回技を解除すればいいのではないでしょうか」
蒼空がそういうと
「?!」
冬華が察した
「確かにそりゃ名案だな坊主少し見直したよ…それでは早速…解除!」
「馬鹿なんですねクソジジイさん」
冬華がそういうと
「俺、終わった…死んだ」
「死にやがれド変態クソジジイ……」
ジャギィィン!!
「あがぁ!う゛…」
竜喜の体は上半身と下半身で真っ二つに切断された
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……ふ…ふふ、こりゃ楽しそうだ……
-続く-