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昨日の敵は今日の友

登場人物

戌亥蒼空いぬいそら

飛来冬華ひらいとうか

柳根啓斗やなぎねけいと

永酊寺政宗えいていじまさむね

(行ってしまった…)

先程まで蒼空達の前に居た謎の男は仲間達との買い物という意味不明な用事で帰ってしまった

「ねぇみんな…さっき来た男の人組織とか言ってたけどあの人は組織のボスなのかな?」

「確かに、あんな迫力と力がある奴だ組織ぐらい作られていてもおかしくは無い」

「それに、買い物と言っていました…都市が崩壊した現在、建物はもうないはずです、それなのに買い物ができるってことは……」

「あぁ…」

「世界が復旧し始めているって事ね」

「僕はあの男について気になる点がいくつかあります…なぜ出会った時に僕たちを殺さなかったのか、なぜあの男は僕にだけ目をつけたのか…そして……」

「なぜあの人はあなたを連れさらわなかったかって事ッスよね」

「!?」

「あぁ驚かせてしまってすいませんッス、自分あの組織に見捨てられたんで行く宛てが無いんッスよあの人からはあなた達の味方につけとか言われましたが先程まで敵対していた自分があなた達の味方に着くとあなた達が不快な思いをしてしまうのではと思ったので味方にはつきません、おさがわせしてすいませんッス」

薙刀の少年は蒼空達から逃げるように走り出した

「ちょっと待って!」

「…なんで止めるんスか…味方にはならないと言いましたよ…もしかして殺しに来るんスか…いいッスよどうぞ殺してくださいッス」

「違う…味方になって欲しい…あの男の情報を集めるには君が居ないと駄目なんだ」

「自分が居なくとも情報は集められるッス…自分はいりません」

「ちょっと薙刀くん!仲間になるってことは君を信頼してるって事だよ…なのになんで」

「今信頼してても後で裏切られるから」

(めっちゃ根に持ってるじゃん…さっきの事)

「俺たちは組織について追求するには人数が少なすぎるだから今は仲間が必要なんだお願いだ俺たちについて来てくれ…頼む」

「君が『必要』なんだ!」

「!!…それでも自分は……いや、やっぱいいッスそこまで言うなら仲間になります」

「仲間になってくれるの?」

「はい…ただし絶対に見捨てたり裏切ったりしないでくださいッスよ」

「それは俺達も言えるセリフだけどな」

「ふふっ…これからよろしくッス!」

「よろしく、僕は戌亥 蒼空」

「私は飛来 冬華!これからよろしくー」

「俺は柳根 啓斗、よろしくな」

「自分、永酊寺 政宗って言います、よろしくお願いしますッス」

「政宗さんこれからよろしく、早速なんだけどなんかこの世界について知ってることとかあるかな出来れば組織のことについて覚えてる限り教えて欲しいんだけど」

「分かりましたっス、教えますですがその代り今から言うことに対して絶対に驚いたり、自分を恨んだりしないでくださいッス」

「お、おう、わかった」

(そんな心構える話なのか…一体どんな…)

ゴクリ…

「まずあなた達は…この世界の政府を敵に回しましたッス…」

____________

続く……

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