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金城と山口
3話 金城 啓介
俺は金城啓介。とにかく目がめっちゃ良い。1キロ先のりんごもはっきり見えるくらいに良い。だから小さい文字なども見える。そう、カンニングだ。周りの席の答案は少し見れば把握できる。しかし、敵が存在する。そいつは先生だ。横を見ていたらすぐカンニングがバレてしまう。そこで俺は、協力者を用意した。
山口だ!!!!
山口に変な動きをさせ、先生の注目をそっちに集める。その隙にカンニングし放題ってことだ。我ながら天才だろ?山口は小学生の頃から0点。あいつは全くやる気がない。そこで。給食のデザートをあげることを引き換えに協力してもらっている。100点を取ったのは初めてだ。本当についているな。前の席に天才がいるなんて。これからは毎回100点がとれそうだな。はっはっはっはっ。