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題名のない英雄譚  作者: ノア
1/6

プロローグ

誰も知らない英雄譚ってなんかかっこよくないですか?

そう思ってるのって僕だけですかね?

まあ、何はともあれ楽しんでもらえると嬉しいです

俺は桜花拓海(おうか たくみ)。15歳、身長は割と高い方だが容姿は普通、勉強も運動も平均値だ。変わっているところといえばイジメられている程度だ。

現に今も

「たーくみくん♪俺たちさぁ昨日ゲーセンで遊んでたら金なくなってよぉ〜、ちょっとばかし金貸してくんねー?今回は5万程度でいいからさー」

彼らは同じクラスの藤堂龍弥(とうどうりゅうや)くんとその取り巻きたちだ

「そんな、困るよ!先週だって5万円払ったじゃないか、俺にだって生活があるんだ!そうでなくてもギリギリの生活なのに」

バキィッ‼︎

顔に強い衝撃と鈍い痛みが走る。どうやら俺は殴られたようだ。おかげで俺は盛大に転んでしまった。歯が折れなかったのは不幸中の幸いだ。

「テメェの事情なんか知るか、テメェは金さえ払えばいいんだよ!明日まで待ってやる。もし忘れたとか抜かしたらタダじゃおかないからな」

「わ、わかったよ……」

「あぁ、そうだ、言うの忘れてたけど俺に逆らった罪で3万追加な」

「そ、そんな…」

「あ?何か文句あんのか?」

「い、いや、ない…です…」

藤堂たちが去った後俺は制服に着いた土を払い教室に戻った。

ここでも俺に構う人はいない。もし構いでもしたら次は自分が標的(ターゲット)になるかもしれないからだ。

「異世界にでも行けたらなぁ」

俺は誰にも聞こえないような小さな声で呟いた。その瞬間教室がひかり始めた。

何人かの生徒が脱出を試みたがドアが開かないらしい。そして不幸なことにこの教室は4階だ。窓からの脱出も不可能だろう。

そして光が収まり代わりに幾何学模様(きかがくもよう)が浮かび上がった。

「転移魔法陣…?」

本能とテンプレ的な何かによって俺はその幾何学模様が転移魔法陣であると判断したのだ。

そして魔法陣は再び強い光を発し気づくと俺と28人のクラスメイトは全員見たことのない場所にいた。

次回時代か変わります!

と言っても物語の中だけですけどね

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