表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

「宝」

作者: 湯呑猫

「ここには宝が眠っている」


父はそんな嘘を言って、よく私をからかったものだ。


なぜ嘘だと分かったのか。

それはその宝の場所を掘ろうとしたら、怒ったからだ。

掘ると、そこには宝がない事が分かってしまうから。


だから子供ながらに、私はその言葉が嘘だと気付いた。


もう何十年も前の話。


そんな話を最近になって、よく思い出すようになった。

なぜか?

答えは簡単だ。

もう何十年も会っていなかった父の姿を久しぶりに見たからだ。


子供が私を呼ぶ。

「ママ。今日もあの人映ってるよ」


連日ながれるニュース。

連続殺人犯、ついに捕まる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 結末が面白かったです。
2013/02/19 16:48 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ