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プロローグ

                   プロローグ


 こんな噂を知っていますか?日本のどこかに真っ赤な館があるそうです。実はこの館は現世と冥界の狭間にある異空間と繋がっていて、一度この異空間に迷い込むと脱出することは出来ないそうです……



「なんだよそのよくありそうなオカルト話は……」

 

都市伝説や怪談話が好きな友人の話を聞いていた俺……高本健二はよくありがちな都市伝説を聞いて内心うんざりしていた。


「えっ高本君は信じないの?」


 俺に話しかけてきたのは文芸部に所属している気弱な女子生徒、片山晴子だ。趣味は読書とネットサーフィンらしい。


「当たり前だろ?そんな簡単に幽霊なんかとかが出てくるわけがないだろ?」


「確かにこれは高山の言うとおりだ。そんな非科学的現象が実在するはずがないだろう」


 こいつは俺と同じクラスの毛利朝斗。成績優秀で顔も良い上に一見冷めているようでその実気の良い奴だ。


「やっぱり脳味噌筋肉な高本君には理解できない話でしたね」


 こいつが俺たちにさっきまで胡散臭い怪談話をしていた女子生徒、篠原真紀だ。普段から口を開けばオカルト関連の話ばっかりするのもあってか友達が少ないらしく、仲のいい友人は片山ぐらいらしい。


「誰が脳筋じゃボケェ」


 俺は篠原の毒舌を軽く受け流しつつ話をオカルトからそらそうと話題を振ろうとしたけれども……


「高本君って真紀ちゃんの話本当に怖くなかったの?」


俺の顔を不思議そうな顔をして見ていた片山に俺は


「朝斗も言っていたけど幽霊とかそんないるかどうかも分から

ない奴にビクビクしてたってしょうがないだろ?」


 俺がそう返すと片山は一瞬キョトンしたような表情を浮かべた後に「そっか……」とだけ言って自己完結していた。


「ちょっと高本、晴子に変なこと吹き込んでいるんですか?ブチコロシマスヨ?」


 篠原が怖い。


「どうでもいいが立ち話してばかりでいいのか?暗くなってしまうぞ」


 朝斗がそれだけ言うと自分だけ先に行こうとしていたので俺たちは走って追いつこうとした時に突然異変が起きた。



視界に写っている建物や空や道路が真っ赤に染まっていた。ありとあらゆるものが真っ赤に染まった中まともな色なのは俺たち四人だけだった。


「なんだこりゃ」


 俺は思ったままの感想が口からそのまま出ていた。他のみんなもかなり驚いていた。


「これは何かな?」


「そんなことよりもこんなことが科学的に起きうるはずがない……一体これは何なんだ……」


 俺たちがあれやこれやと会話をしていると篠原が突然。


「ひょっとしたらさっき話した異世界に飛ばされたのかもしれないですね。」


 篠原の発言に食って掛かったのは朝斗だった。


「こんな奇怪な現象が起きうると言うのか?そんなことが科学的起きるわけがない!!」


「現に今起きているじゃないですか?それとも毛利君は今目の前で起きていることを信じることもできないぐらい短慮なのですか?」


 二人の雰囲気が険悪になっているところに二人に話しかけたのは片山だった。


「二人ともやめなよ。とりあえず真紀ちゃんが話していた通りの世界だとしたらまず脱出方法を探さないといけないのに私たちが喧嘩してたら意味がないよ」


 片山が制すると二人は気まずそうであるが

「ごめんなさい毛利君。さすがに私も言い過ぎました」


「いや。僕も冷静さを失っていた。すまなかった」

 と二人はそれぞれ謝罪をしていた。


「とりあえず手がかりがありそうな洋館を探しましょう。聞いた話では見つかりやすいそうですから。」


 篠原が提案した内容にみんなが賛成した後、俺たちは洋館を探し始めた。



 この時俺たちは知らなかった。これから訪れるであろう恐怖に

                                                                                             続く


始めましての人は初めまして、ドルジです。

今回は初めての連載物に挑戦したと思います。暖かい目で見守ってくださると幸いです。


キャラ紹介

名前 高本健二

性別 男

年齢 17歳(高校二年生)

身長 172cm

体重 68kg

髪型 短髪(こげ茶)

趣味 ボクシング 運動

所属部活 ボクシング部

成績 下の上

特徴

地元の私立高校に通う体育会系の男子高校生であり実質の主人公

性格は明朗快活でクラスでも割と人気な部類に入る方で、本人も困った友人を

放っておくことができない部類。

ボクシング部に所属していることもあり動体視力とフットワークに長けている。

イメージCV 森田成一


名前 片山春子

性別 女

年齢 16歳(高校二年生)

身長 153cm

体重 34kg

髪型 ショートボブ(黒髪)

趣味 読書 ネットサーフィン

所属部活 文芸部

成績 中の上

特徴

高本たちと同じ高校に通う文学少女。

性格は温厚で人当たりがよく小動物のような一面と、落ち着きを持った大人びた

一面を併せ持っている。

実は四人の中では一番霊感が強い。

イメージCV 斉藤千和


名前 毛利朝斗

性別 男

年齢 17歳(高校二年生)

身長 177cm

体重 57kg

髪型 やや長い(黒髪)

趣味 論文を読むこと 洋画鑑賞

所属部活 帰宅部

成績 上の中

眼鏡をかけている

特徴

高本たちと同じ高校に通う知的な男子生徒

性格は一見クールで万事に冷めているようであるが、その実周りの友人を大切に

思っており、彼の人柄を知っている人間からの信頼は強い。

また非科学的ことにはかなり否定的である。

イメージCV 宮野真守


名前 篠原真紀

性別 女

年齢 17歳(高校二年生)

身長 161cm

体重 41kg

髪型 ロング(黒髪)

趣味 怪談話 都市伝説 温泉

所属部活 文芸部(幽霊部員)

成績 中の中

特徴

高本たちと同じ高校に通うオカルト全般が好きな女子生徒

性格は常に敬語を崩さないがかなりの毒舌家であり、口をあけるとオカルト全般の話しか

しないことから友人が少なく、本当の友人は春子ぐらいである。

霊感はそれなりにある。

イメージCV 喜多村英梨

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