後編:リケジョ、告白をする
化学用語が本文中飛び交いますが、読み流してOKです
あのデート以来——
澄子と翔真の距離は、近いようで遠かった。
廊下ですれ違えば、翔真はいつも通り軽口を叩いてくる。でも、その目は、どこか探るようで、前よりもずっと静かだった。授業中、ふと澄子が横顔を見ても、翔真はもう、無邪気に笑いかけてはくれない。
「……まあ、当然か」
澄子は小さく息を吐いた。
あれは、ほんの気まぐれのデート。感謝の意味を込めた、一度きりの約束。
(なのに私は、ろくにお礼も出来ず、八代くんを傷つけたーー)
思い出すたび、胸の奥が、苦い。
「……はあ、バカみたい」
教室の窓から差し込む日差しが、澄子の頬を柔らかく照らした。
授業が終わると、周囲の女子たちが楽しげにクラスの飲み会の話をしている。来週の成果発表会が終われば、いよいよ夏休みだ。澄子もクラスでの大型休み前最後の飲み会には参加予定だった。
こうやって、みんなと打ち解けて、仲良くなって、飲み会に行って......うまくいけば彼氏なんて出来ちゃったりして!?なんて昔は妄想してたのに、今はただただ気乗りしない。
打ち上げ会場は駅前のカジュアルな居酒屋だった。居心地の良い照明の下、あちこちのテーブルで笑い声が弾けている。澄子はまだ未成年のため、ちびちびとジュースを隅の席ですすっていた。そんな時だった。
「木下さん、なんか最近、マジで雰囲気変わったよね〜。前と全然ちがくない?」
そう声をかけてきたのは、やや派手めの男子だった。悪気はなさそうだが、少し酔っているのか、遠慮がない。
「なんか、前より……なんだろ、女っぽくなったよな。急に大人っぽいっていうか。オレ、すげぇタイプだわー」
「ちょっ、なにそれ」
澄子は思わず苦笑いする。
周りの女子たちもざわつくなか、一人の女の子が声をあげた。
「わかる〜、木下さん、男受け狙いにいった感やばいよね。彼氏欲しいの!?もしかして欲求不満〜?それでちょっと頑張っちゃったの?ウケる」
カチン、と空気が凍りついた。
学年で最も可愛い女子、西野真由美。いつだってチヤホヤされてる彼女は、澄子が男子に褒められていた時にもどこか不満そうな顔をしていた。きっと、自分が注目されなかったことが癪だったのだろう。言葉の棘は、そのまま澄子の胸に突き刺さる。
(なにそれ……)
ぐっと唇を噛みしめる澄子に、ふいに声が割って入った。
「……いや、それ言う?」
低く笑うように言ったのは翔真だった。飲みかけのグラスを卓に置き、椅子にもたれかかるようにして言葉を続ける。
「木下サンが変わったのは、本人が頑張ったからだろ?全然ウケるところじゃねーし、むしろすげーし」
一瞬、場が静まる。
「ってか、欲求不満な女がちょっと頑張ればこうなれるなら、世の中の女子、みんな無双してるって」
翔真の声は淡々としていて、けれど、不思議とよく通った。冗談めいた笑いはなく、その場の誰よりも落ち着いていた。
「変わりたくて頑張ったんだろ。木下サンは、真面目で努力家だから……それで今みたいになっただけの話。それを茶化す方がダサくね?」
彼の視線が、真正面から真由美に向けられる。真由美はばつが悪そうに眉をひそめ、目を逸らした。
「……え〜、翔真、なにまじになってんの?ウザいんだけど〜」
負け惜しみのようなその言葉に、誰かが小さく「まあまあ」と笑い、別の子が「ドリンク追加頼もうかー」と話題を切り替えた。翔真は「なぁ、今オレ、カッコよくなかった!?」と笑ってみんなの笑いを誘い、真由美には「まぁ、真由美はいっつも可愛いもんなー」とフォローを入れている。
だけど澄子は、その輪に入れなかった。頬がじわりと熱を帯びていく。ジュースの入ったグラスを手に取るも、指先がわずかに震えている。
(なんで……なんで、こんなに、胸がいっぱいになるの……)
翔真の言葉が、声が、目が、澄子の脳内で繰り返し再生される。
場の空気を悪くするかもしれないのに、庇ってくれた。誰も言葉にしなかったことを、翔真だけが口にしてくれた、わかってくれた。
そっと視線を上げると、翔真はもう他の子たちに混じって笑っていた。いつもの、軽くて、誰にでも優しい翔真。けれど——
(私のために、怒ってくれたんだ)
グラスの中のジュースが揺れる。その揺れと同じように、澄子の心の奥も波打っていた。
「……あれ? 澄子ちゃん、大丈夫? 顔、赤くない?」
近くにいた女子が不思議そうに声をかけてくる。
「え、ソフドリだよね? 酔ってる?」
「そ、そんなわけない!ただ……ちょっと、暑いだけ……」
俯いたまま言い訳する声が、自分でも頼りなくて、情けない。でも、それ以上に、心がどうしようもなく騒がしかった。
(あぁ、そうか......私、八代くんのことが好きなんだ)
きっかけなんて、もうわからない。
気づきたくなくて、ずっと蓋をしてきた。
だけど今、翔真に守られて、こんなにも胸が痛くなってしまった時点で——
(これが、恋だ)
不意に翔真と目が合った。
向こうもこちらを見ていて、何か言いたげに、でも言葉を飲み込んだように視線を逸らした。
その仕草に、また胸がぎゅっとなる。
バカみたい。でも、どうしようもなかった。
(私、変わりたい。見た目だけじゃなくて、中身も。八代くんに相応しい、そんな子になりたい)
ーーーーーー
打ち上げ翌日からの澄子は、それはもう忙しかった。来週の研究発表会に向けて実験データをまとめると、最後にどうしてもやりたい実験が出てきてしまった。3プロセスかかる化学反応、うまくいくかもわからない初めての実験ーー。時間が圧倒的に足りなかった。毎日、白衣の下には、最低限身だしなみに気を配った服装があるも、澄子は実験室に四六時中汚れた白衣で閉じこもり、実験器具とパソコンに向かうその姿はかつて"地味女""ガリ勉"と揶揄された時の姿だった。
西野真由美は、これ幸いとばかりに自身の研究発表会の準備は適当に終え、周囲に「やっぱり木下さんって結局女子力ないよね〜、ちょっと油断すると元通り。ハリボテ感やばくない〜」と吹聴してた。
(......できた!!!)
澄子は、発表会前日の夜、ようやく目当ての実験を終えた。まだ収率も低く、お世辞にも成功したとは言い難いが、それでも発表会に出すには十分大きな成果である。目的の化合物の分析データをみて、澄子は目を輝かせる。
(徹夜した甲斐があった……このシグナル、間違いない)
NMRスペクトルのグラフに走る、わずかに肩を持った二重項——δ4.21のあたりに現れたそのピークが、α-グリコシド型の生成を物語っていた。予定通りの条件下で、立体選択的にこの配糖体が得られる例はあまりない。収率は低くても、確かにそれは“できていた”。しかも、旋光度も理論値にほぼ一致している。
(私の仮説はあっていた……まだやるべきことは無限にあるけど、今この瞬間、私は分子レベルで世界を動かせたんだ)
澄子の顔に笑顔が溢れる。
髪は乱れ、指先には薬品の跡、爪の先には色の落ちない染み。それでも、心からの笑顔を浮かべる澄子は、イメチェンして笑ってたどんな澄子よりも輝いていた。
澄子は急いで実験ノートに結果を記録し、分析データをパソコンに保存、印刷していく。脳は疲れているのに、手は不思議なほど早く動いた。頭の中では、すでにスライドの構成が形を成している。どの論文を引用し、どの反応機構を図示するか。説明の順序、口頭で補足する要点、そして、最後に伝えたい一言。
「よし……」
データのまとめとスライド作成を終えたのは、朝日が差し込む頃だった。カーテンの隙間から差し込む光を見て、澄子はふと時計に目をやる。
「うそ......研究発表会まであと3時間……!」
急いで荷物をまとめ、実験室を飛び出す。家に着いたのは、午前八時を過ぎた頃だった。家族には会わず、まっすぐに部屋に駆け込む。
(シャワー浴びて、適当な服着て……いや、違う)
澄子は自分に言いかけて、かぶりを振る。今日は、ただの研究発表じゃない。これまでの努力と変化を証明する日。何より、翔真に伝えたいことがある。澄子はクローゼットの奥に手を伸ばした。少し落ち着いていて、それでも華のある深緑のワンピース。軽く巻いた髪をまとめ、翔真にコスメ売り場で出会ったあの日、選んでもらったリップをつける。
鏡に映った自分を見て、澄子はひとつ、深く息を吸った。
(私は、変わった。ちゃんと見せてやる)
研究表会会場に澄子が入った瞬間、会場の空気が僅かに揺らいだ。
木下澄子。ここ数日は実験室に閉じこもり、白衣に隠れていたその姿が、別人のように変わっていた。柔らかく巻いた髪が揺れ、シンプルで上品な深緑のワンピースの裾がふわりと舞う。ナチュラルながら洗練されたメイクが、理知的な眼差しをより引き立てていた。
周囲の学生たちが、思わず目を止め囁き合う。
「木下さん、今日めっちゃ可愛くない!?」
「誰だよ、最近引きこもって女子力ないって言った奴。めっちゃ可愛いじゃん」
澄子はその視線に気づきつつも、どこか落ち着いていた。ただ1人、目的の人物を探すーー八代翔真。彼は会場の後方で座っており、澄子と目があった瞬間、驚いたように目を見開き、それから、口元にゆっくりと笑みを浮かべた。その笑顔を見るだけで、澄子の中に温かい気持ちが広がる。
(……やっぱり、好きだなぁ)
澄子がしみじみ思っていると、皮肉たっぷりの声がかかる。
「あれー、今日は頑張っちゃったんだ、必死だね、木下さん。大丈夫?おしゃれって大変でしょう?無理してない?」
西野真由美。淡いピンクのワンピースに、完璧な巻き髪。見た目は華やかで相変わらず可愛らしいが、研究発表会に参加、というよりは、合コン向きの出立ちであり、その表情はどこか張り詰めていた。
「でもどうするの?今朝まで実験してたし、もしかして成果出なかったんじゃな〜い?それ誤魔化すために、もしかしてそんな格好してるの?」
周囲に聞こえるような声で、あえて澄子を挑発する。注目が澄子に集まり、自分が霞んでいることが、真由美には許せなかった。
しかしーー澄子は微笑を返した。
「心配ありがとう、おかげさまで、いい実験結果が出たの。楽しみにしていて」
そしてそのまま、自分の発表順まで、悠然と座席に座り、その時を待っていた。
「次は、木下澄子さんによる『選択的グリコシル化反応における立体選択性の制御』の発表です」
マイクを通して紹介され、壇上に立つ澄子。照明が当たると、白いスクリーンと澄子の表情が鮮やかに照らされた。澄子は、淡々と説明をしていく。スライドが切り替わるごとに、審査員の表情が変わっていく。論理的で明快な構成、仮説に基づいた検証の積み重ね。そして、成功した実験結果のデーターー。
「このNMRのスペクトル、及び旋光度の値から、α-グリコシド型が選択的に生成できたと考えられ、仮説は十分に支持されると考えています」
拍手が起きかけた、その時だった。
「ちょっと待ってください!」
前方席から真由美が立ち上がり、会場がざわつく。
「そのデータ、本当に正しいんですか?木下さん、今朝まで結果が出なくて実験室に篭ってたじゃないですか。結果が出なくて焦って、都合よくデータを捏造してるんじゃないですか?」
会場が静まり返る。発表会での意義申立ては極めて異例だった。
しかし、澄子は一瞬驚き、すぐに揺るぎない表情に戻る。
「……それは、科学者にとって最も重い言葉です。自分の言葉に、責任を持てますか?」
真由美が言葉に詰まった。
「だ、だってこんなタイミングよく、結果が出るなんておかしいじゃない。それに、そのスペクトルだって、なんかおかしいよ……」
澄子は、真由美をじっと見つめた。
「確かに、タイミングは良かったです。でも、これは私がひたむきに努力した成果です。データがおかしい、と言いますが、それはまさか、データの重要な部分を強調してハイライトしているから、ってだけで違和感とは言ってないですよね?」
真由美の顔が強張る。澄子は、ポインターを手にスクリーンを差した。
「このデータは、私のパソコン、分析装置に元データも保存してあるし、サンプルだって残っています。もし不安なら、一緒に再度測定することだって可能です」
周囲の生徒たちがざわつく。「え、真由美あれ本気で言ってんの?やばくない?」「データを捏造したって発想自体がやばいわ。むしろお前がやってんの?って思う」何人かがヒソヒソと囁き、教授陣は眉を顰める。
真由美は肩を振るわせ、澄子を睨みつける。
「なによ!偉そうに!ちょっと前まで地味女だったくせして、少し見栄えがマシになったからって私に説教!?一体何様のつもりよ!」
周囲があまりの言いがかりに唖然とするなら、澄子は、発表の最後のスライドを出す。そのスライドは、今までと異なり、研究成果のことは一切書かれていない。書かれているのは、たった一つの文章。
人は、努力次第で変われる。化学反応のように。
スライドを投影し、澄子は再度真由美に向き直った。
「西野さん、確かに私は変わったよ。前より、堂々とできるようになった。でもそれは、見かけが変わったからじゃない。中身が変わったから。臆病で、何もできない、可愛くなりたいのに動き出せなかったのを、助けてくれる人がいたから。その人の助けを借りて、自分で努力したからだよ。ファッションの勉強、メイクの勉強、マッサージだって......そういうのを頑張って、私は変われた。自信をもてるようになった。それは、いけないこと?」
真由美が息を呑む。周囲からは「かっこいい」と声が漏れ、教授陣は感動したとばかりに頷いている。そんな中、大きな拍手を翔真がした。
「さすが木下サン、カッコいいね」
その拍手を受けて、拍手が次第に広がっていく。「いいぞー!しびれた!」「正直、研究発表の中身はよくわかんなかっあけど、なんかすげー!」
色々な人が言葉を口にするが、誰もが、澄子の中身を評価してくれるのがわかった。
澄子は、さらに言葉を続ける。
「私は、まだ未熟者です。大切な人を、心無い言葉で傷つけてしまうことがある。自分がされて嫌だったことを、人にしてしまうことだってある。うまく謝らなくて、途方に暮れることもある。だから、もっと変わっていきたい。みんなと交流して、一緒に学んでいきたい」
それは、翔真に向けての言葉だった。
『人脈を作って意見交換をするのも、研究者のあるべき姿だと思うけど?』
『見た目のこと関係なく、木下サンは自分で思ってるより、ずっと魅力的だよ』
翔真に言われた言葉たちを思い出す。本当に、彼の言うとおりだ。
「だからみなさん、これからも、木下澄子を、どうぞよろしくお願いします!」
翔真を見つめ、心からの思いを込めて、頭を下げる。すると「フハッ...!」という笑い声とともに、研究発表会に似つかわしくない笑い声が翔真から漏れた。
「やっぱ木下サンはいいね。それ、まるで選挙活動の演説じゃん」
周囲が笑いに包まれる。誰も真由美には目もくれず、澄子は壇上で、スポットライトが当たる中、顔を赤くして照れていた。
研究発表会も無事終わり、澄子は最優秀賞を受賞した。そして、発表会の後は、教授陣からの粋な計らいで打ち上げが学食で開催され、発表会から解放された学生たちは、盛り上がっていた(一部の生徒たちは歌って踊っていた)。澄子は、少し離れたテーブルで、そんな彼らを見ながら、グラスを傾ける。心臓の鼓動が、まだ落ち着かない。
(私、頑張れた……ちゃんと、みんなの前で自分の思いを伝えれた)
「木下サン」
その声に振り返ると、翔真がいた。白シャツにストライプのジャケットの姿が妙に似合っていて、その笑みは、どこか淋しげに見えた。
「発表、すごくカッコよかったな。内容も良かったけど…..最後の言葉は痺れた」
「ありがとう」
はにかむ澄子を翔真は眩しそうに見た後、目を逸らす。
「もう、俺がプロデュースすることなんて、何もないな。まぁ、結構前から正直なかったけど……もう十分、木下サン目立ってるしし、周りともうまくやれてる……これからも頑張ってな。応援してるわ」
澄子の鼓動が止まったようだった。
「何、それ……」
澄子はゆっくりと翔真を見た。その顔は、どこかやりきったような顔で、まるで「これで終わり」と言っているようだった。
「……違う、私が今日言いたかったのは、そういうことじゃない」
自分でも驚くほど強い声が出た。周囲の数人もそれに気づき、澄子たちに目を向けている。
「私が変われたのは、八代くんがいてくれたからだよ。八代くんが、私を導いてくれた。私、これからも変わっていきたい。八代くんのこと知って、一緒にいろんな話して、どんどん、一緒に変わっていきたいよ。あなたの隣にずっと立っていたい」
澄子はグッと息を吸い込んだ。
誰が聞いていてもいい。誰に見られていてもいい。この思いを、彼に知って欲しかった。
「八代くん、好きです。私とお付き合いしてください」
ざわめきが広がる。会場に突如として投げ込まれたその言葉に、気づけばみんなが注目していた。
翔真は、一瞬ポカンとして、やがて破顔した。
「……やっぱ、木下サンはかっこいいな。先越されたわ」
「えっ……?」
「俺も告白しようと思ってた。でも……今日の木下サンカッコ良すぎて、及び腰になって、“応援する“なんて言ったんだ。ダセェな」
翔真は頭を掻いて、恥ずかしさを誤魔化すように咳払いした。そしてーー真っ直ぐに澄子を見た。
「俺の方が、言っとくけどずっと前から木下サンのこと好きだから。だからーーこれからもよろしくな」
大きな拍手と歓声が起きた。
「うわー、公開告白かよ、青春じゃん」「えー。翔真と木下さんじゃ全然釣り合わない!木下さんの方が、どう見たっていい女じゃん」「いや、翔真もいい男だよ」そんな声が飛び交い、澄子は恥ずかしさのあまり俯いた。
「なぁ、澄子チャン」
いきなり翔真に名前を呼ばれて、澄子は思わず翔真の方を見上げた。その時、翔真から不意打ちのキスを喰らう。
「なっ……!」
澄子は顔を真っ赤にし、周囲は「いいぞー!」と囃し立てる。
翔真は、そんな澄子を見て、得意げな顔で笑った。
「澄子チャン、化学反応が起こったみたいに顔真っ赤だよ?」
澄子は恥ずかしさのあまりプルプル震え、大声を上げる。
「血の巡りが良くなって顔赤くなっだだけだから!恥ずかしいからじゃないからね!!」
翔真の言葉と、澄子らしい返しに、周囲がどっと笑う。
その後も、澄子と翔真の絶妙な掛け合いは、このクラスの名物となった。
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