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第一章 この二人はやばい!

「では、お二人はどうやってギルドまでこられたんですか?」

白いドレスを着て、特に、胸元がいっぱい膨らんでいるお姉さんが質問すると、二人のうちの一人は、笑顔を凍らせた。


「えーと」

彼は隣に漠然としている友を見て、何を言うべきか、必死に考える。

「僕を見るな、僕は何もわからないぞ…」と言わんばかりに、友は見返した。


時間は半日前に遡る。


「啊!我踏马不会游泳啊!卧槽!要死了!”

(わあああああ!僕泳げないんだ!くっそー!死んでしまう!!!)」

青い上着を来て、柔らかい草の上で精一杯体をよじりながら、青年は叫んでいた。


「我!我踏马也不会啊!不对,我会啊!不对!我们没在水里诶!咋回事儿啊?

(お…俺もできねんだよ!いや、俺は出来る!いや、俺たち、水に落ちていないんだ、何があったんだ?)」

黒い上着を来て、体がやや太っている青年は体を起こし、あたりを見渡した。


「えっ?」青い服の青年は、ようやく落ち着いて、すぐ上半身を起こして、漠然とあたりを見渡した。

「有问题,绝对有问题

(おかしい。絶対におかしいぞ)。」

黒い服の青年はしばらく黙って、周囲の状況を確認しておかしな顔で呟いた。


「之前,我们好像掉水里了吧,话说,怎么掉到水里的

(確かに、俺たち、前に水に落ちたっけ、そういえば、どうやって)?」

「首先先确认一下记忆吧。我叫eki,唔,名字记得很清楚呢

(まずは記憶を確認しとこう。俺はエキ、うん、名前はよく覚えているな)。」

黒い服の青年は顎を撫でながら言い続けた。

「到日本留学已经半年了。来这里之前,在不忍池散步

(留学に日本に来て半年過ぎた。ここに来る前に、忍ばずの池を散歩していた)…」


エキが言い終わると、青い服の青年が慌てて話しを続けた。

「我叫yu,和你一样到日本留学已经半年,来这里之前,和你一起在不忍池散步

(僕はユー、同じく留学に日本に来て半年過ぎた。ここに来る前に、お前と忍ばずの池を散歩していた)…」


「我们,怎么掉到水里的?

(俺たち、どうやって水に落ちたっけ)?」

ユーは考えを巡らせて言う。

「好像,你说要放松下心情,于是我俩吃完饭就去不忍池散步,然后靠在栏杆上说话,结果

(確かに、気分転換ってお前が言って、ご飯食べたら忍ばずの池を散歩していたけど、二人も池の柵にもたれて話してたら)…」


「啊?栏杆这么容易坏的

(えっ?柵ってそんなに壊れやすいもの)?」

「大概是你太重了

(多分、お前が重すぎたせいで)…」

「才200斤完全不重的好吗?

(百キロだけで全然重くないんだろう)?」

エキは手を左右に振りながら、涼しい顔で言った。


「话说,这里是哪儿啊

(そんなことより、ここは、どこなんだろう)。」

不知道さーな。」

ユーは立ち上がって、ズボンを叩いた。


「感觉好像在森林里

(なんか、森にいるみたい)。」

「一看就知道好吗

(見ればわかるだろう)。」


「这里,该不会是天堂吧,其实我俩已经死了

(ここはまさか、天国?実は、俺たちはもう死んでいる)?」

エキは不思議ながら、自分の顔を叩いた。

「好痛…看来没死

(いたいっ…そうじゃないみたい)。」


「鬼可能也能像一般人一样呼吸,还能感到痛也说不定哦

(霊は、一般人のように呼吸もするし、痛みも感じられるかもしれないよ)。」

「别想得那么消极好吗?该不会,池子下面有这样的世界

(そんなネガティブの考えやめなよ、まさか、池のしたにこんな世界が)」

「我觉得我们穿越到异世界了还更可信一点

(異世界に飛ばされたという方が信じられるかも)…」

「啊?这等好事也轮到我们了?爽

(えっ?そんないいこと、俺たちにあったか、嬉しい)!」

エキは全く現況がわからないかのように、テンションが上がっている。


「爽是爽,但是我现在只想回去睡觉

(嬉しいことだけど、僕はいやだな、早く帰って寝たいぜ)…」

そう言いながらも、ユーはしゃがんで草を触ったり、木に触れたりする。

「总之,先到有人的地方去吧

(とりあえず、何とかして人のいるとこに行こう)。」


「可以,你带路吧,我路痴

(んじゃ、お前に任せるぜ、俺は方向音痴だけどな)。」

「哈…好吧はー…わかった。」

どうしようもない目でエキを一瞥して、ユーは周囲を見ながら、前に進み始めた。


「你确定是这条路吗?该不会迷路吧

(こっちであってるか?迷子にならないよな)」

二人はしばらく歩いたら、黙っていたエキは聞いてきた。

「你不是说交给我吗?现在怀疑我干嘛

(僕に任せるって言ったのはお前だろう、今疑ってどうするんだ)。」

ユーは振り向かず、ただひたすら前を歩く。

「不是,万一方向不正确的话

(いや、万が一、違う方向に行ったら)…」

エキは笑いながら頭を掻く。

ユーは止まって、後ろに振り向いて、どうしようもない顔で言う。


「来,你行你上

(じゃあ、お前があんないしよう)。」

「算了,我不行的

(いや、俺にはできないよ)。」

エキは慌てて両手を左右に振る。

「万一,我的方向也是错的呢

(万が一、僕も違う方向に行っているかもしれないよ)。」

ユーは「どうぞ」というポーズをして言う。

「万事万物总该尝试嘛,来

(物は試しだ、さー)。」

「不,不要吧(えっ。いいのか)」

エキは苦笑して訪ねた。

「快点儿,带路(さー、あんないしろ)。」

好吧まあいや。」


そして、半時間後。


「我擦,蛇,快踏马跑

(わあ!蛇だ!にげろおおおおおお)!」

更に

「这蚂蚁怎么能这么大的!我去,嘴里好像要彪什么东西出来了,快踏马跑

(蟻がこんなに大きいなんてありえないだろう!わああ、何か口から迸った!にげろおおおおおおお)!」

更に

「快,快,赶快把我身上的小强弄下去,我最踏马怕虫啦

(早く!早く!俺の服に這い回るゴキブリを振り払え!俺虫が怖いんだ)!」

「我踏马也怕啊(僕もだよ)!」


更に...


「熊(熊だ!)」

老虎トラーーーー

「什么鬼(なにもの!!!)」


三時間後。


「呼…呼…呼…不,不行了,跑不动了

(フェ…フェ…フェ…もう、ダメだ…これ以上走れない)…」

エキは芝生に座り込んで、ひたすら空気を貪る。

「擦,你…没想到你这么肥比我还跑得快

(テ…テメ、デブなのに僕よりも足が速いとは)…」

ユーは胸を抑えて、深く一息して言う。


「这下你还想带路吗

(で、まだ案内する気はあるか)?」

「我,我错了,我不怀疑你了,求你了带我踏马的出去吧,呼、呼、呼

(わ…悪かったよ…お前はもう疑わない、頼むからこのクソ森から出してくれ!フェ、フェ、フェ)…」



初めまして、中国からの留学生です。前に日本語で小説を書こうと思いまして、今回はどこまでできるか試したいです。この物語を楽しんでいただければ嬉しいです。それでは、よろしくお願いします。

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