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プロローグ
(前書きって何書けばいいのかなぁ〜)Oo。.(´-`)
柔らかな西日は雲ひとつない空を茜色に照らし、これから訪れる夜を知らせていた。
そんな神秘的で美しい光景の中に黒い影がひとつ、上から下へと直線を描く。
あれは一体なんだろうか。
「────ぁぁぁぁあああああ!!!」
透き通るような肌。
服装はブレザーに桃色のスカート。
そして、綺麗な銀色の髪。
それは可憐な容姿の少女だった。
しかし、少女はそんな容姿に似つかない叫び声を上げながら、
「────たぁぁあああすけぇぇぇえええええてぇぇぇぇ!!!」
助けを求めていた。
それも仕方ないだろう。
生身の人間が天空から落下しているのだから。
現在進行形で、それも小さな少女が。
少女は空中であたふたと身体を動かし叫び続けるが、声は虚しく空に掻き消える。
やがて地上が視界に現れる高さにまで来た少女は、死を覚悟したのか目を閉じた。
直後、紫色の光が少女を包み込んだのを最後に、少女の意識は暗い闇の中へと落ちるのであった。
一体なぜこうなったのか。
時は数時間程前に遡る──────