ハジマリ
―――――俺は運命の人と出会った―――――――
のかもしれない・・・・・
運命の人は一人しかいないだとか、そんなきまりがあった
としたらどっちが本当の運命の人何だろう・・・・・
まあ、俺が運命だとか思ってても、相手が思ってなきゃ
意味ないかーー・・・・
今日、ニートの俺に起きた大事件・・・・・
―――――俺は二人目の運命の人に出会った―――
今日は俺の誕生日☆☆17歳クズニートな俺!おめでとう!
・・・・・・誕生日に喜びを感じなくなった・・・
大人になったってことかな~フッ・・・・
まるであのときから時間は進んでないみたいだ・・・
俺は小学校のころから学校に行かなくなった・・・・
いや!正しくは行けなかったのだよ!!俺は悪くない!
まず一つ!俺はめちゃくちゃ運が悪い。
外に出れば、なんでか悪いことばかり起きるのだ!
変な生きものに襲われるのだ。変な生きものってのは
どうやら妖怪的な?魔物的な?そんなものだ。
電波とか言わんでくれよ!わりかしマジで困ってるのだ。
昔っから俺にだけみえた。俺が強かったなら、悪霊退散
とか言って倒して女にモテモテになれたかもしれないが、
変な生きものは怖いし強そうだし、俺は動物愛護主義で
ある・・・・決して怖くて関わらないようにしてるとか
じゃないから!それに他の人にみえないので、はたから
みれば悪霊退散とか言ってなんもないところに向かって
ぶつぶつ言ってるやつは頭おかしいと思われる。
俺はなんでこんな変なものがみえる目をもってるのだろう
俺がいるだけで、まわりは不幸になった。
あまつさえ、俺が運命の人だとか思うぐらい好きだった
幼馴染も俺のせいで・・・・・・・・
あの幼馴染みたいに俺がいることで不幸になる人がいる。
そう思うと学校に行けなくなったのだ。
「考えるな!俺!い~いーことだけ♪いいことだけ♪
考えろ~♪」
現実逃避してしまうんだよな・・・・・・
そしてため息をついた時スマホにメールがきた。
俺には友達なんていないのでどうせ迷惑メールだろう。
そう思ったが・・・・そこに書かれていたのは・・・
「不幸な君!異世界に行ってスッキリしませんか?!」
俺の運命の歯車はここから狂いだしたのかもしれない。
俺はついそのメールを開いてしまったのだ。