表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新宿二丁目の男の娘   作者: 小鳩
22/74

第21話へのつなぎ

「多分よからぬこと、というより大したこと考えてないね」

「だと思います。しょーもないこと考えているはずです」

「だよね」

 木曜の夜、佑奈邸。今ここに佑奈と真白が揃っている。この場に勲はいない。

 勲に明日の集合を告げられていたが、どうにも心配になり事前に二人で打ち合わせに入っている。頭はいいが、この手のことのはロクなことを提案してこない勲。それを十分理解している二人。「何かあるのでは」と、先だって対策を講じるために勲には内緒で話し合いの場を設けていた。

「何する気かな?」

「なんでしょう」

「男の娘の格好でもする気かな?」

「あー、ありそうですね」

「男のままだと、なんつーかプライドが許さないというか、そんなチンケなプライドかざしそう」

「だから男の娘の格好して、せめて外見だけでも男女があってる風にして、自己弁護する。そんな感じですかね」

「あるな」

「決まりでしょうね」

 当たってます。


 その頃勲。布団の中で

「女性の格好していけば、まだ耐えられそうなんだよなー」

 なーんて言っている。二人へのサプライズは成功するわけもなく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ