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第十六話「魔物の襲撃」

 

 朝

 

 ベネッタは起に来てくれなかった

 代わりに……


 ベキバキボキベキボシャ


 レリータが起こしに来てくれた

 って


「おい!!」

「何じゃ?」


 いくらなんでもやりすぎイタタタタタタ


「これぐらいしてやらんとお主は起きんじゃろう」


 というわけで俺は最悪な朝を迎えたわけだ


 食卓へ向かうといつもどおりのメンバー

 そこに席に座り金髪をかきあげるアンナが一人加わっていた


「タケルさん、どうしたんですか? その怪我?」

「ちょっと落とし穴に引っかかっちゃってアハハハハハ」

「それにしてもタケルさんが怪我してるときはなぜかベネッタの目が赤いんだよなあ」


 畜生!

 昨日アンナが邪魔しなければベネッタちゃんとキャッキャッウフフ出来たのにぃ!

 レリータといいアンナといい母ちゃんといい

 俺はろくな奴らに恵まれないな


「タケルさん、今丁度大事な話があるんで聞いてください」


 このパーティのリーダーであるリンファンが俺に話を聞くよう促す


「今回は皆に大事な話がある」

「……」

「今まで通り依頼をこなしていくのも結構だが」

「……」

「やはり冒険者である以上、上を目指す必要があるだろう」


 なるほど

 確かに勇者は上を目指す必要があるな

 え? 勇者じゃないって?

 こまけえことはいいんだよ


「だがしかし、アンナさんの言う通りすぐ上の依頼を受けるわけにはいかない」

「……」

「そこでだ、アンナさんに俺たちを鍛えてもらう」


 ふうむ

 それはいい案だと言えるな

 皆がアンナに負けないぐらい強くなれば厳しい依頼でもこなせるってわけか


「ということでアンナさん、よろしくお願いします!」

「ああ、別に構わんが」


 俺たちは街の外へ出て早速特訓を開始した

 

「タケルは除外だ」

「え? 何でだ?」

「お前は充分魔法を扱えている、私には劣るが鍛える必要性を感じない」

「はあ」


 ってことで俺は省かれまずはリンファンの特訓が始まった

 木刀を持って見つめ合う二人


「……甘いな」

「くっ!」


 アンナは身体強化を使いすぐリンファンの木刀を吹き飛ばした


「この世界では魔力が強いほうが有利だ、お前も魔術を使えるみたいだがまだまだ初歩だな」


 的確な指摘でございますアンナ様

 そして、アンナはガルベス、エジェネ、ベネッタと順番に稽古をつけてくれた


「甘い甘すぎる! こんなんで良く上の依頼を目指そうと思ったな」


 くぅ~アンナさん厳しい


「おい」


 何だよレリータ、今稽古の最中だぞ


「ミハイル街に魔物が攻め込んでいる早急に対処したほうがいい」


 な!? マジかよ!


「お主の役目は魔物から街を守ることじゃ」


 分かってますって

 さてと


「俺、少し用事があるんでちょっと行ってきますね」


 アンナが俺に近づいて耳打ちしてきた


「用事とは何だ? 異世界から来たタケル君」


 おいレリータ


「何じゃ?」

 

 これ話していいのか?


「どのみち全ての人間にとって重要なことじゃ、話して構わん」


 何だよお

 勇者だけの機密事項じゃないのかよお


「実はミハイル街に魔物が攻め込んでいるんだ」

「なぜそれを知っている?」


 この女グイグイ来るな


「か、勘だよ」

「まあそういうことにしといてやろう」

 

 何かいろんな意味で負けた気がする


「皆」

「どうしました? アンナさん」

「ミハイル街に魔物が攻め込んできた」

「な、何だって!?」

「急いで救援に向かうぞ」

「は、はい」


 俺たちはミハイル街に向かおうとしていた

 街中では何名かの人間が来ていて


「助けてくれええ! ミハイル街が」


 と叫んでいる

 それを聞いた冒険者たちが魔法陣に乗りミハイル街に向かう

 俺たちも魔法陣へ乗りミハイル街へ向かった


 しかし、街にどれだけの魔物が攻めて来ているか未知数だ

 皆、無事に戦い抜くことが出来ればいいがな

 

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