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第一話「侵入禁止」

「であるからにして」


俺は佐藤健さとうたける、24歳会社員だ

今日も俺はつまらない仕事を続ける


「健」


どうして俺はこんなブラック企業に就職しちゃったのだろう

就活前によく考えとけば良かった


「健!」


さて、この糞つまらない仕事が終わった帰りには何を食べようかな

ざるそばがいいな


「健!!」

「え、あ、はい」

「お前、人の話聞いてたか?」

「え、いや、あのもう一回お願いします」

「いい加減にしないと首にするぞ!」

「あ、はい、すいません」


まじつまんねえ
















「レリータ」

「お願いじゃ! 何でもするから許してたもれ」

「いいや、お前は償いをする必要がある」

「惨めな人生を送るのは嫌じゃ!!」

「これは神の意思だ」

「頼む! わしはこのままの姿がいいのじゃ!!」

「ダメだ!」

「頼む!!」

「……少し待っていろ」


わしは天に祈るかのように願った

悪魔が神に祈るなぞおかしなことだが


「良かったなレリータ、お前は地上世界に生まれ変わる必要がない」

「本当か!?」

「その代わりお前には新しい仕事が与えられることになる」

「仕事か……」

「なんでもするのだろう?」

「ああ、そうじゃ、それで仕事の内容はなんじゃ?」


私は仕事の内容を確認する

























「ひゃっほーい!!! 今日は休日だ!!!」


俺はハイテンションだ

ブラック企業にしては珍しく三連休も与えられたのだ


「さてと」


俺は早速車に乗る


俺の趣味は心霊スポット巡りだ

それと寂れた神社や寺にもよく赴く

なぜ俺がこんな趣味を持っているかというと

不思議な体験がしたいからだ

しかし、この趣味を始めて1年

何も変わったことは起こらない

まじつまんねえ


「ん?」


俺は走らせた車を一瞬止めた

ここはいつも俺が通ってる道だが見覚えのない道があったのだ


「侵入……禁止?」


その道に立っている看板にはそう書かれていた

しかし、カラーコーンなどが置かれて道が塞がれてる様子がない


「おかしいな、こんな道あったっけ?」


俺は馬鹿ではない

記憶が確かならここにこんな道があるはずがないのだ


「とりあえず行ってみるか」


考えても仕方ない

俺はその道をまっすぐ進んでいった

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