第三話
仕事が始まった。
アオイは嵐のサポートとして入っていた。
嵐はNo.1ホストとして名が高いので氏名も多かった。
若いOLからセレブの女社長などいろいろな客がいた。
その中の一人のセレブの女社長の愛は、
愛「この子かわいいのね。名前なんていうの?」
アオイ「アオイです。よろしくお願いします」
嵐「こいつさ、今日入ったばっかりなのにさ。結構人気あるんだよね。もしかしたらオレ抜かれるかもしんねぇ~」
笑いが上がったがアオイは苦笑いをしていた。
その理由は、嵐が言っていながらすごく声が低く怒っていたような感じがしたからだ。
仕事が終わり、着替えている時、嵐が入ってきた。
嵐「おまえ、明日の昼間時間ある?」
アオイ「明日ですか? 明日はちょっと用事があるんですけど・・・」
嵐「おまえ、オレの言うこと聞けないのか?」
アオイ「そう言うわけじゃ」
嵐「明日、噴水公園に10時に来いよ」
と言って、出ていってしまった。
アオイは、家に着いてから明日会うはずだった夢に電話をかけた。
アオイ「あっ。夢ごめん、明日のことなんだけど仕事仲間に誘われて行けなくなっちゃった」
夢「えぇ~、しょうがないか。また今度遊ぼうね」
アオイ「夢ごめん。また今度ね、ありがとう」
電話を切ったあとアオイは、あきらに電話をかけた。
アオイ「あきらさん、明日嵐さんに誘われたんですけど、どうしたらいいでしょうか?」
あきら「とにかくバレないようにしろ、ゼッタイにバレるなよ」