第一章学園編 登場人物紹介
随分遅くなってしまいました泣
どうぞ〜
一章長すぎて「誰が誰やねん!」となりかけた人や「この登場人物何者ぞ? 詳細求む」の人向けの〝ネタバレ注意〟の登場人物紹介です。
元々、違う端末で登場人物をまとめてはいたのですが、筆者もノリと勢いで書いていた節も無きにしも非ずなので、矛盾や多少の間違いはあると思います。私自身、整理するつもりで書くので、読者の皆様も「あ、そんな感じなんだね」くらいでお願いします!
ではさっさく行ってみましょう! 無〇の彼方へ、さあ行くぞー!
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・鳴神 宗士郎(男) 17歳 《異能力者》
本作の主人公。道場を営む父、蒼仁と母、薫子の間に生まれる。幼い頃に自身の油断が原因で、母である薫子を死に至らしめてしまった経緯がある。その際、突如極光に包まれ出会った神様アリスティアから大切な人を守る為の力――『異能力』を授かり、日本に突如現れた『魔物』と未曽有の危機と戦う運命に巻き込まれていく。
普段は冷静沈着かつ近しい人には優しいが、大切な家族や仲間が危険にさらされると激昂する傾向にある。また、鳴神家に代々伝わる武術『闘氣法』を扱え、小さい頃から両親に鍛えられた事もあって戦闘力と判断力はずば抜けており、剣術体術も既に達人の域。それ故、よく魔物討伐や依頼で裏組織の壊滅を任される事も多い。
頭の回転も速く冷静な判断が下せる一方で、異性の気持ちにほぼ気付く事はない。
神族アリスティアに『異能力』を貰った影響で、黒髪の一部が白銀に染め上がっている
*異能力【刀剣召喚】
良く斬れる刀剣を創生(顕現)する異能。長さと形状は自由自在で刃こぼれの心配もまずなく、クオリアの続く限りは刀剣を呼び出す事ができる。切れ味は世界最高硬度のダイヤモンドを難なく両断できる程。
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・鳴神 柚子葉(女) 16歳 《異能力者》
主人公の妹。穏やかな性格をしており、鳴神家の家事全般を引き受けているが、怒るともの凄く恐い。茶髪セミロング、背は低いが身体の小ささに反比例するように胸は大きい。本人はかなり気にしている。趣味は料理で、作りすぎてしまう事がたまに傷。
*異能力【雷閃嵐牙】
電気を操る異能。感情が揺れ動くにつれ、威力が増減する。冷静になるほど強く、焦るほど弱くなる。
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・二条院 楓(女) 18歳 《異能力者》
本作のヒロイン。少々荒っぽくサッパリとした性格で、主人公である宗士郎の幼馴染みの一人。二条院財閥を率いる父である二条院 宗吉の御令嬢。赤よりの茶髪ロング、グラマー体型のお姉様。宗士郎の妹である柚子葉を本当の妹のように可愛がっている。
幼い頃に人を助けようとして強盗犯の時間を止めてしまい、それ以来トラウマとなってしまい自らの異能力に嫌悪感がある。
たまに宗士郎に色目を使って〝女〟を意識させようとする。平気な態度を取られ逆に迫られると激しく動揺する。
*異能力【万物掌握】
物体や事象そのものの時間を操作できる。使用者である楓自身が抱えるトラウマにより、その操作時間に制限が掛かっている。普段は五秒までだが、無理をすればそれ以上の時間操作も可能であり、『時止め』も可能となる。
また、異能特性により、異能行使の際は使用者の両眼に時針が浮かび上がる。そして、使用者以外の人間が効果の対象となると、その効果を認識する事はできない。
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・桜庭 みなも(女) 17歳 《異能力者》
本作のヒロイン。主人公の学園に転入してきた女の子。宗士郎と出会った当初はごく普通の可愛い女の子だったが、ある時をきっかけに残念な奴扱いをされる。食いしん坊で異能力を得た際、神様にお願いして髪の色を薄紫色へと染めた。
宗士郎と違って、大切な人でなくとも「助けたい」と思う程に優しく甘い。
ボブヘアーで左髪の一部をゴムで括っている。端正な小さい顔立ちに目が大きく、美少女の部類に相当する。外見だけで言えば〝アイドル顔負けの美少女〟。性格で言えば〝頑固だけど他人を思いやる事ができる優しい女の子〟。有り体に言えば、時代が時代ならアイドルにもなれそうな程に可愛い。
武術の心得はないが、学習能力に長けている。
ある日を境に宗士郎を異性として認識するようになるが、これが恋愛感情だとは気付いていない。
*異能力【神敵拒絶】
強力な光の盾・壁・結界を作る事ができる異能。
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・沢渡 響(男) 17歳 《異能力者》
主人公のもう一人の幼馴染兼親友。お調子者の立ち位置。容姿は控えめに言ってもイケメン、身長は宗士郎よりも高く高身長。響の事を知らない異性にはモテるが、それは一瞬だけの事。生粋のオタクという顔が見え隠れするので、ふらりと知らない異性に近づかれても、オタトークを前にあえなくそっぽを向かれる。
自身の異能の所為もあり、クラスメイトの女子には睨まれ、男子には好かれる。基本的に良い奴だが、行動の大体が裏目に出て女子には嫌われる可哀想な奴。それらの原因で美人な人が目の前にいると鼻を伸ばす癖がある。少々、ロリコン(小さい子供好き)の線が濃厚……かもしれない。剣術が致命的に駄目。
*異能力【爆弾付与】
あらゆる物を爆弾に変える異能。有機物なら一秒、無機物ならばゼロ秒で爆弾に変える事ができる。爆破のタイミングは時限式ではなく自由、爆弾にした対象と使用者の距離が離れれば離れるほど威力が増す。普段、爆弾にするのは『BB弾』や『ビー玉』、『スーパーボール』や『瓦礫』など。
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・榎本 亮(男) 17歳 《異能力者》
主人公のクラスメイト。非異能力者で同じクラスメイトの『佐々木 元春』と『陣内 和人』を無能と差別し、日頃から苛めていた。みなもが転入して間もない頃に、何者かによって洗脳され、修練場元春と和人の二人を痛めつけた。
その後、宗士郎と教師である『神代 凛』のおかげで正気に戻り、改心する。以降、優しくなり苛めていた二人と仲良くなろうと接する。言葉の後ろや語尾をほんの少しだけ伸ばす癖がある(なぁ……など)。
*異能力【炎上籠手】
高熱の火炎を意のままに操る異能。特徴は両腕が炎に包まれている事であり、使用者は熱をほぼ感じず、感覚的には「暖かい」程度。掌から炎を打ち出す事も可能。
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・佐々木 元春(男) 17歳 《非異能力者→異能力者》
主人公のクラスメイト。友達と和人とよく一緒に過ごし、亮に苛められる。改心した亮を素直に許す事ができず、その後闇の多い心の隙間を狙われ、敵の手に落ち洗脳される。そして、後天的に異能を取得するが、暴走する。
*異能力【不明】
エネルギーであるクオリアを直接ぶつけて戦う事ができる。この異能は完成形ではない。牧原 静流の【奇跡の奔流】の不完全版かつ暴走版。
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・陣内 和人(男) 17歳 《非異能力者》
主人公のクラスメイト。気が小さく、いつも友達である元春といる。亮に苛められるも仕方のない事だと割り切っていた。
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・夢見 幸子(女) 17歳 《異能力者》
主人公のクラスメイト。オドオドとした性格で、不幸体質だった。しかし、異能力に目覚めてからそれまでの不幸が清算されるかのように幸運体質となる。小動物のような小さな顔、黒髪に眼鏡という典型的な文学少女のような出で立ちをしている。
*異能力【幸運体質】
幼少期より不幸体質だった幸子に発現した、あらゆる不幸を幸運へと転じさせる異能。クオリアの消費はあまり関係なく、ほぼ継続的かつ無意識に異能を行使している。転べば攻撃を躱せたり、敵の広範囲攻撃も難なく躱す事ができる。
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・田村 蘭子(女) 17歳 《非異能力者》
主人公のクラスメイトで幸子と常に共にいる。常にポジティブ、常に天真爛漫な元気印の女の子。幸子とは友達で、性格はお互い正反対のはずなのだが、かなり仲が良い。
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・菅野 芹香(女) 16歳 《異能力者》
柚子葉のクラスメイト。『バリアジャケット』を纏う事ができる『戦闘服』を開発した、語尾に「っす」を付ける楽天家の天才発明家。幼い頃から物作りをこよなく愛し、何かを思いついては作り、分解し、改造する。宗士郎の事を「なるっち先輩!」と呼ぶ少しキャラの濃い女の子で、察しの良さと良からぬ事を考えるスペシャリスト。
普段は明るく怒る事とは縁遠そう反面、極限までイラつくとダークサイドに堕ちかける。
*異能力【物質可変】
物体の構造・性質を自在に変化させ、自ら思い描いた物を作成できる異能。元となる物や作成する物の構造・性質を理解、イメージ出来なければ作る事さえ、ままならない。
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・桃上 雛璃(女) 16歳 《異能力者》
柚子葉のクラスメイトで親友。異能の力に通ずるものがあるのか、性格はかなり良く優しい。身体が弱く、大体はベットの上で過ごし、体調が良い時は教室に顔出す。親友である柚子葉の兄、宗士郎の事を好きだが今まで思いを告げられずにいた。ある時をもって、敵の手に自分から落ち、洗脳され闇へと染まる。
*異能力【女神の涙】
身体の一部で触れた相手の怪我や病気を徐々に治癒する異能。あらゆる『怪我』は完治させられるが、『病気』は風邪や花粉症などの比較的症状が軽いものに限定される。
※使用者である雛璃の身体が弱く体力も低い為、自身を治癒するまでに過労し、最悪死に至る。
*異能力【死の源泉】←反天後。
周囲五メートルの範囲に存在するあらゆる生命体の生命力を触れずに奪う事ができる異能。奪った生命力で、壁などを築く事が可能。
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・宮内 大雅(男) 16歳 《異能力者》
柚子葉のクラスメイト。学園で最も強いとされる宗士郎に羨望の眼差しを送る男の子。ある時をもって、敵の手に落ち、洗脳される。
*異能力【空風圧縮】
空気や風を操る異能。異能力自体は弱いが、応用次第ではかなり強くなる万能型。
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・神代 凛(女) 20歳 《異能力者》
翠玲学園教師。『凛』を体で表した美人女性。普段は修練場での授業を担当する。厳しい性格だが、優しさの裏返しである事は周囲に知れ渡っている。
*異能力【優雅たる凍久】
大気からではなく『無』から氷を生成可能な、全てを凍てつかせる異能。大気から作る分には、クオリアの消費量が減る。効果範囲・干渉速度はクオリアを込めれば、拡大・加速させる事が可能。手で触れずとも、念じた物体全てを凍結させる。
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・和心(女) 推定10~12歳
大地震の際、繋がった世界――『異界』から日本へと迷い込んだ異種族、狐人族の巫女少女。幼女のような出で立ちで、髪は黄金のような黄色。異能は所持していないが、『神力』という力を使って業炎を操ったりできる。しかし、日本では『神力』が存在せず、供給ができない為に自然回復した『神力』を溜め込む事で力を行使する。
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・牧原 静流(男) 28歳 《非異能力者→異能力者》
学園の男性教師であり研究者。主人公の担任の先生。僕口調で物静かな人で穏やかな顔をしている。しかし、それは表の顔で裏の顔は生徒を実験台に使う外道。異界から来た『魔神カイザル=ディザストル』と共同で計画を実行し、死んだ者を生き返らせる異能を開発しようとした。
*異能力【奇跡の奔流】
『佐々木 元春』が得た暴走状態の異能を解析し、完全制御した力。エネルギーであるクオリアを纏い、強力な攻撃・防御が可能。使用者の変化点は膨大なクオリア量を扱いきれるように、使用者の身体を変異・強化する点。反動で白髪になったり、筋肉が肥大化したりと。
クオリアのオーラを纏う為、超サイ〇人のような姿となる。
*異能力【幻影舞踏】
全身に纏った黒紅色のクオリアが敵の攻撃を感知し、自動反撃する異能。付随する効果は、簡単に言えば『素早さ』が物凄く速くなる感じ。※クオリアは何も黒紅色だけではない。
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・カイザル=ディザストル(男・魔神) 年齢不詳
『異界』からやってきた最恐最悪の魔神で『異界』に存在する『魔界』の頂点に君臨する男。
中性的な顔立ちをしているが、その顔には似つかわしくない程、圧倒的な存在感と力を秘め、禍々しいオーラを常時垂れ流している。静流と協力関係であり、目的は日本と異界の二つ――『物質界』を支配する事。
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・カタラ(女・魔人) 年齢不詳
『異界』からやってきた魔神カイザル=ディザストルの従者。漆黒の外套を纏っている白髪褐色の魔人族の女。魔法で魔物を操る事ができる。
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・鳴神 蒼仁(男) 43歳 《非異能力者》
主人公の父親。道場を経営している。
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・鳴神 薫子(女) 31歳(※死亡時) 《非異能力者》
主人公の母親。身体が弱く、宗士郎達が幼い頃に亡くなる。
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・二条院 宗吉(男) 44歳 《非異能力者》
楓の父親。二条院財閥を率い、翠玲学園の学園長。宗士郎に色々頼み事をしている。嫁の風里の尻に敷かれているという噂も。
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・二条院 風里(女) 43歳 《非異能力者》
楓の母親。二条院財閥の裏の権力者のような人。未だ名前だけの存在。
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・馬鹿 丸出(男) 16歳 《異能力者》
変な口上で名乗り、馬鹿 丸出という名前なのだが、周囲からは馬鹿 丸出と呼ばれ馬鹿にされている。『赦謝裏出』という孤児院の友達と作ったチームを率いるヘッドで、裏に金糸で刺繍された改造肩パット学生服を着ている。
*異能力【不良の生き様】
自分を慕ってくれる仲間の数だけ身体的に強くなる異能。
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・牛雄(男) 40歳 《非異能力者》
宗士郎の事を〝坊ちゃん〟と呼ぶ鳴神道場の門下生の中で最も強い、『気さくな猛牛』という矛盾のあるあだ名持ち。中年の男性ながらも衰えを知らない身体を持ち、宗士郎達が生まれる前から門下生だった人。
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・伊散(男) 29歳 《非異能力者》
そろそろ三十路を超える自称、年齢=彼女を作らなかった歴の若者。可愛い女の子大好き。
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・玄十朗(男) 38歳 《非異能力者》
宗士郎達が生まれる前から門下生だった『玄さん』と呼ばれる人。そろそろ四十代になる一児のパパさんで、家族を守るべく仕事の合間に道場に通っている。
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・綿貫(男) 50歳 《非異能力者》
恰幅の良い中年の男性。
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・北菱 正一(男) 32歳 《非異能力者》
郊外の廃工場地下に賭博場を運営するオーナー。カタラから魔物を譲り受け、魔物闘技場を開催した男。
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・毒島 羚児(男) 24歳 《非異能力者》
毒島工業社長の息子。金、銀の装飾を凝らした趣味の悪いスーツを身に纏った両耳にピアスをした金髪の青年。宗士郎を前にして、楓をモノ扱いした「ああん!?」の多い絶滅危惧種。
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・北郷 秀虎(男) 40歳 《非異能力者》
二条院 宗吉の友人で警察本部刑事部の『異界魔物対策課』に務めている。顔に無数の切り傷の痕や右眼が切り傷で閉じられているので、ヤクザに見間違えられがち。




