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異能学園の斬滅者 ~創刀の剣士は平穏を守らんとす~(旧クオリアン・チルドレン)  作者: お芋ぷりん
第一章 学園編

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第五十三話 双頭の悪魔

 




「ふぅ、こっちはあらかた片付いたな」

「あの子が作った『戦闘服』の貢献度が高いわね。クオリアの消費効率が明らかに良くなっているし、まだまだ戦える余裕がある程だもの」


 響のとっておきである滅龍砲(アボリションカノン)を数発撃つ事、十五分。学園に向かって走り抜ける魔物は既に大半が消し飛んでいた。


 芹香の開発した『戦闘服』の性能のお陰で、怪我はもちろん致命傷すらほとんどない。おまけにクオリア消費効率の強化による異能の扱い易さときたら、今までの自分は何なのだ? と思う程に良くなっていた。


「それにしても、かなり弱くなかった? あ、いやいや! 自惚れているわけじゃないんだけどね!?」

「いえ……私も少しそう思っていたわ。あまりにも弱過ぎて、何か他の目的があるんじゃないかと思うくらいには……」

「あ、やっぱり?」


 響がまた楓に怒られる! と両手をぶんぶん振りながら弁解する。てっきり、「自惚れるんじゃないわよ!」と言われるのを覚悟していた響は安堵した。


「でもそうだとしたら、他に何の目的があるわけ? 弱い魔物を差し向けて、敵に得なんてないと思うけど」

「それがわからないからこそ、余計に不安なのよ。魔物が多い方に向かった士郎や柚子葉が心配だわ」

「それこそ、余計な心配じゃない? あの二人に勝てる相手なんて、そうそういやしない…………っ!?」

「響? どうかした……っ」


 突如、地鳴りが鳴り響く。


 地震というわけでもないが、大気が怯えるように揺れ動く感覚に響は胸を押さえて、うずくまった。それを見て、心配した楓も遅れて胸を押さえる。訳が分からない脈動に二人は気分が悪くなり、そのまま意識を手放した。







 二人が意識を落としてから、十分程経ったくらいに二人は目を覚ました。どれくらい眠ったかわからない不思議な感覚に戸惑いつつも、少しずつ状況を把握し始める。


「……っ、なんだったんだ今の」

「わからないわ。ただ言えるのは、良くない事が近づいてきたってことかしら」

「身体には何の問題はないし、周りも変わった事は…………あったな」


 響がある一点を見つめて呟く。そこには不吉な光を放つ魔法陣のようなものが展開されていた。


「これは多分、ゲームとかで出てくる魔法陣ってやつか」

「知ってるの、響?」

「あ、うん……魔法を組み上げる補助システムとか、後は召喚獣を召喚するときに使われるもののはず……」

「ならさっさと、消し飛ばすに限るわ。響、爆弾付与(マインストール)で吹き飛ばしてしまいなさい」

「了解っと。魔法陣に触れないようにしてっ……!」


 魔法陣を描いている光の紋様を触らないように、少しズレた位置の地面に手を触れ、爆弾に変えて爆発させる。爆発音が木霊し、しばし耳がキーンと鳴り響くが些細な事だろう。


「ふ~、これで問題解決だな。他の皆が心配だし、早くここを離れよう!」

「そうね…………っ、待って響! 何か変よ!?」

「へ? って、おわぁあああ!?」


 先程、破壊したはずの魔法陣が妖しく光り輝き、大地が震撼する。今度は本当に地面が揺れ動いているようだった。


 徐々に魔法陣から現れ出でる。


「なに、あれ…………」


 現れ出でたのは巨人を模した双頭の魔物だった。全長は優に十メートルは超える程の巨体で、両手にそれぞれ錆びてすすけた極太の鎖が巻き付けられている。魔物の眼は真紅に輝き、目の前の響達を射殺さんとする眼光を放っており、双頭の悪魔ともいうべき圧迫感があった。


「っ、一旦離れるわよ……!」

「――滅龍砲(アボリションカノン)ッ!」


 何かヤバいと本能的に悟った楓が一時的にこの場を離れようと響に話しかけた瞬間、響は瞬時に技を放っていた。召喚されて間もない影響なのか、双頭の魔物は防御も回避も行わずにまともに喰らい、辺りが砂塵に包まれる。


「いきなり撃つなんて何考えているのよ!?」

「楓さんも()()()()()、思ったんだろ? 何かされる前に吹き飛ばさないとって……!」


 響もまた、本能的に悟っていたのだ。


 目の前の魔物は危険度Aどころではない、完全なる化け物だと。何か行動を起こされる前に倒してしまう方が良いのだと。


 その判断は間違いではなかった。否、()()()()()()()()()()()()()()()()


「だから、もう一発――ッぐげぁ!?」

「――響!?」


 再び滅龍砲(アボリションカノン)を放とうとした瞬間、砂煙の向こう側から覗かせた真紅の瞳が揺らめき、響の身体が鎖によって横なぎに吹き飛ばされた。


 吹き飛ばされた響の身体はボールのように跳ね、数度地面に叩きつけられながら、無人の住居に激突する。砂煙を立てて住居の壁に激突した響からは、蚊の鳴くような呻き声しか聞こえず、身体が痙攣するように蠢くだけだ。


「っ! 時間加速(アクセラレーション)ッ!」


 楓が容態を確かめに行こうとするが、それは叶わない。今、目の前の魔物から背を向けると、響と同じように薙ぎ飛ばされるからだ。


 しかし、それでも楓は響の元へと行かなければならなかった。


 楓は時間加速(アクセラレーション)で時間を圧縮し、自身の移動速度を数倍に引き上げると、一足飛びに響の元へと走る。


 刹那、響を襲った鎖による横なぎ攻撃が迫るが、寸前の所で楓はそれを回避。回避できたのは、ひとえに『戦闘服』の異能の威力倍増のおかげだろう。回避した足で近い距離ではない道を駆けぬけた。


 双頭の魔物は眼前に存在した獲物()を見失い、混乱を極めている。辺りで舞っている砂塵の影響もあるだろうが、砂塵が晴れるのも時間の問題だろう。


「響……響! しっかりなさい!」

「ぅぐ……ぅ…………ぅ……」


 楓が必死に呼びかけるも響の意識は、ほぼないに等しかった。肋骨が折れており、全身が血にまみれている。


「意識をしっかり持ちなさい! あなたが居なくなったら、士郎が悲しむんだから…………時間逆進(リワインド)


 時間を巻き戻して、響の怪我の治療を行う楓。本当は治療ではなく、時間を巻き戻して体組織を復元しているだけなので、厳密に言えば治療ではないが、この治療方法には欠点がある。


 まず一つは、治療の有効時間が『五秒』に限られるという事。


 これは楓自身がリミッターをかけている所為で、怪我をしてから五秒以内でしか治療が行えない。それを超えて治療すると、五秒までの体組織の復元などはできるが、ギリギリ足りなかった秒数分は回復できないのだ。


 そして、もう一つは時間逆進(リワインド)を連続して対象にかけられないという事。


 楓のリミッターは五秒としており、他人に二回連続でかけたとすると、五秒のリミッターを超えて異能を行使している為、楓自身のトラウマによる拒絶反応が起きてしまう。楓自身に異能をかけるのならば、その限りではないが。


 今回、響が怪我をしてから約七秒。


 本来の異能の出力なら、五秒のリミッターを超えているので、時間逆進(リワインド)を連続して使用できないが、今は『戦闘服』のおかげで異能の力が倍に引き上げられている。


 つまり怪我をして、十秒以内の響は十分に治療可能圏内なのである。


「早く、速く治りなさい…………!」


 楓は治療を行いながらも、短くも時間のかかる自らの異能に打ちひしがれていた。


 何故、自分に人知を超越した異能を神が遣わしたのか。何故、自身の異能にリミッターをかけてしまったのか。何故、人助けで行った行為が駄目な方向に転がってしまったのか。


 全ては天に……神に定められし苦難だというのならば、一目神に会って、拳の一つでも叩き込んでやりたいと…………楓は自らの異能を恨んでいた。


「九……十、治ったわ。響、起きなさい! まだ戦いは終わってないのよ!」

「っぐ、ぅぅ…………」


 楓が発破をかけるが、呻き声を漏らすだけで起きる気配はない。楓の異能は他人にかけた場合、その効力を感知できない。利点でもあるが、逆に欠点でもあるこの特性により、響は未だに「魔物に攻撃され、怪我をした影響で意識が朦朧としている」と認識している可能性が高い。


 そろそろ砂塵による目潰しの効力も切れる頃合いだ。リミッターを外せていない今の楓に敵に勝つ術はない。


 ましてや、敵は危険度Aを超える魔物の可能性がある。攻撃をかわし続けるにしても、魔物よりも先に楓のクオリアが尽きて、いずれは避けられなくなる。『戦闘服』の効果をもってしても、これは覆らない。


「仕方ないわね。この戦いを生き抜いて士郎とデートする為だもの。その為には攻撃力の高い響が必要なのよ」


 だからこそ、楓は響が起きるまでの時間稼ぎをすると決心し、双頭の魔物に向かって静かに歩き出す。


「さあ来なさい! 化け物! この二条院 楓があの世に送ってやるわ!」


 砂塵も晴れ、視界良好になった双頭の魔物の真紅の瞳が楓を視界に捉える。


「私のクオリアが尽きて殺されるか、響が起き上がってあなたを殺すか…………勝負よ!」


 双頭の魔物と楓。


 楓の孤独の戦いが今、切って落とされた。









「ぅぅ……ぁ、あれ……?」


 目蓋を気怠げに持ち上げる。


「……おれ、確か……っ、ぶっ飛ばされて……」


 やけに重たい身体をゆっくりと起こす。周りには砂煙がまばらに立ち込めており、響の身体は瓦礫に埋れていた。


 重たく感じる身体を動かし、瓦礫を少しずつ退ける。


「……?」


 その間、響は自らの身体に傷一つない事に気が付いた。


 魔法陣より現れた双頭の魔物による攻撃が自分の横っ腹を捉え、無様に薙ぎ飛ばされたはず……


 だがしかし、身体に怪我も痛みもない。感じるのは住居に激突した後に感じた倦怠感のみ。


「この、感じ……たしか、楓さんの……」


 自分に何が起こって、楓が何をしたのかを理解した響は感じる倦怠感をよそに、瓦礫を押しのけて立ち上がった。


「早く、戻らないと…………楓さんが危ねえ……っ!」


 吹っ飛ばされてきた方向に戻る足で、響がそこで見たものは、


「――時間加速(アクセラレーション)ッ! 時間逆進(リワインド)ッ!」

「GOGAAAAAAッ! GGUN! GGUN!」


 二つの時間操作を駆使して、敵の攻撃を華麗に避け続ける楓の姿だった。


 時間加速(アクセラレーション)で加速し、敵の攻撃を搔い潜り、避けられないと判断した攻撃は時間逆進(リワインド)で時間を戻して、できた隙に回避。


 一進一退の構えで、双頭の魔物を欺き続ける楓だが、その表情が時折曇る。


 おそらく、クオリアの限界が近いのだろう。スタミナの方は時間を巻き戻してやればいいが、異能の根源たるクオリアは楓の異能でさえも干渉する事はできない。


 いつ楓のクオリアが欠乏するかは明白だろう。響が気絶していた間に、既に十分以上も絶え間なく異能を行使し続けているのだ。もって、あと数分といったところだ。


「(まだ!? まだ立ち上がらないわけ!? そろそろ限界だっていうのに…………っ!)」


 楓に焦りが生じた。


 その一瞬の焦りが楓に致命的な隙を与えてしまった。


「――GAGGGGGGGGGGッ!」

「しまっ――――!?」


 そして楓の目の前で咆哮を上げた双頭の魔物は、構えていた極太の鎖を振り上げて……!


「……がああああああああっ!」

「GGARARAAAAAARッ!!?」

「え…………?」


 瞬間、肺の空気を力任せに押し出したような叫びと共に、魔物の鎖が何かに弾かれるように吹き飛んだ。


「っ、鳴神流体術……穿弾(せんだん)(ばく)!」

「GGAAAUNッ!?」


 続けて、裂帛の気合を拳に乗せて、双頭の魔物の腹部に正拳突きが叩き込まれた。


 正拳突きの衝撃の瞬間、拳先と魔物の腹部の間で光が弾け、双頭の魔物の身体が背後へと吹き飛ぶ。


「待たせた、楓さん……」

「はぁ、やっときたのね。響…………」


 楓の危機を救ったのは、先程までぐったりとしていた響だった。


「遅いわよ……もう万物掌握(クロノス)を使うのは限界よ。ガス欠だわ」

「だ、だよねー。よし、俺に任せて……!」

「任せたわ…………私はここで横になってる」

「行ってくる」


 楓が地面にぐったりと横たわった。本当に限界だったのだろう。


 響が起きるまで時間稼ぎとして、クオリアを限界近くまで消費して異能を使用していた楓はクオリアの欠乏により弊害で、頭痛と倦怠感に悩まされているはずだ。戦場にいるので、寝る事はしないだろうが目を閉じて休憩はするだろう。


 横たわる楓を見て、響は双頭の魔物の元へと向かう。


「GAAAARULッ!」

「嘘だろ? 近距離で打てる全力で殴り飛ばしたんだぞ…………」


 双頭の魔物の腹部に風穴が空いていた。だが、みるみるうちに体組織がグネグネと蠢き、瞬時に傷が塞がっていく。どうやら生物誰もが持っている再生能力が抜きんでているのだろう。でなければ、風穴の空いた身体が瞬時に塞がるはずはない。


「脳を破壊がベストか…………滅龍砲(アボリションカノン)ッ!」


 ボッ!!!


 双頭の魔物の両頭部に向けて、爆破の指向性を持たせた一撃で撃ち抜いた。


 響お得意のゲーム脳で思案した結果、再生能力の高いゾンビのような魔物だと判断。ゲームなどに出てくるゾンビは首を折るか、脳を銃で撃ち抜くなどの方法で撃破できるが、それと似たような部分がある双頭の魔物にも通じるだろうと響は考えた。


 だが、


「――――――ッ!」

「オイオイ、マジかよ。不死身かこいつ……」


 吹き飛ばした両頭部の付け根がまるで粘土を捏ね上げるように体組織が修復していき、やがて双頭の両眼が真紅の光を取り戻す。


「こんなのどうやったら…………あ、魔石……! 魔石が核だなんて言うんじゃないだろうな?」


 響はみなもが危険度Aのエルードを倒した時の事を思い出した。


 魔物はどの個体にも大小異なるが、魔石を内包している。例外を除く、通常の生物ならば、脳か心肺機能を止めれば、息の根を止められる。だが、敵は魔物だ。魔物にも例外はあるのではないかと考えた響は反撃される前に、短い時間で敵の身体を吹き飛ばせる程のエネルギーを溜め、再び滅龍砲(アボリションカノン)を魔物の右半身へと放つ。


「GAAAAGIィィ!?」

「見えた! って、あれ!?」


 右半身を吹き飛ばし、体組織の修復が始まる前に魔石を発見できたが、魔石が肉を押し退けるように違う部分へと移動してしまった。


 響にも残りのクオリアの残量に余裕がない為、滅龍砲(アボリションカノン)を撃てたとしても、もって数回といったところだ。その前に決着をつけなければならない。


「少し威力は落ちるけど、爆破拳打(マグナムフィスト)でやるしかない……! おぁあああ!」

「GYUEEEE!」


 瞬く間に修復した双頭の魔物は仕返しとばかりに、両手に巻き付けられている極太の鎖を交互に薙いでくる。その攻撃をパンチのインパクトの瞬間、拳に触れている部分の空気を爆発させる事で、魔物の猛攻を次々に弾いていく。


 小さい頃から宗士郎の本気の斬撃を見続けてきた響にとって、このくらいの芸当は朝飯前だった。


「はあッ!」


 わずかな隙を縫って、響が鮮烈な一撃を叩き込んだ。多分に含んだ空気の塊を爆発させ、双頭の魔物の胸部を吹き飛ばす。


「見えた……! おとといきやがれ、クソッタレ魔物(モンスター)!! 滅龍砲(アボリションカノン)ッ!!!」


 外に顔を出した魔石に向かって、残りのクオリアを全て込めた渾身の一撃を魔石に向かって放った!


「――GYUEEEEYAAAッッッ!!?」


 不気味な断末魔と共に、魔石は爆発の光に巻き込まれて、塵と消えていった。


「っはあっはあ、どうだ……! 見たか…………!」


 双頭の魔物は魔石が破壊された事により、肉体が灰となって宙を舞った。響の予想は見事的中していたのだ。


「っく、ぅぅ…………楓さーん。敵をぶっ飛ばしたぞ~」


 トドメの一撃で、全クオリアを消費した響が頭痛に頭を悩ませながら、楓の傍に腰を下ろす。


「…………響にしてはやるじゃない。士郎には遠く及ばないけど」

「魔物を討伐した俺に辛辣すぎない!? もっと優しくしてよ!」

「そうね……正直、あなたがいなければ、私は死んでたかしらね。その点に関しては礼を言うわ。……ありがとう」

「……っ、どういたしましてぇぇ…………」


 響が仰向けになって、天を仰ぐ。降り注ぐ太陽の日差しが魔物討伐の功労者を祝福しているようだ。


「少し休憩して、必要最低限に異能を行使できるようになったら、他の場所に援護に行くわよ…………」

「えええ……寝てたいんだけど…………」

「響の大事な部分を時間逆進(リワインド)で退化させるわよ?」

「うわっ!? なんて極悪非道な所業を思いつくんだ!? わーかったよ!」


 二人して、空を見上げながら、他愛ない会話をして身体を休めるのだった。





現れいでた双頭の悪魔。


数々の苦難を乗り越え、無事魔物を倒した二人は天を仰ぐ。



諸事情により、今日から『三日おき』に投稿する事にしました。現実が忙しく、書く間が日に日に少なくなっていると判断したので、『三日おき』の投稿に変更しようと考えました。


読者の皆様には、投稿周期が遅れる事で待つ時間を与えてしまいますが、どうかご了承下さい泣


次回の投稿は2月9日になります!

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