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トリノミルユメ  作者: 東頭 保
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第四章 謁見

そんなわけあるか!


第四章 謁見


001


おっと、思わず先走ってしまった…。

安心してほしい。僕達は盗みなんて働いていない。

あの後何があったのかを振り返ろう。


002


「きゃー!泥棒よ!誰か捕まえて!」

振り向くとおそらく女性物の鞄を抱えて走る男とすれ違った。泥棒か?

ーー追い風よ、飛翔(ジャンプ)

僕は高く飛び泥棒の前に降り立つ。

後ろからユウガとルッカ。

「逃げねぇ方が、身のためだぜ?」

ユウガの拳が炎を纏う。

たじろぐ泥棒。

「クソッ!」

ルッカへと襲いかかる。

ボンッ!ーー と、泥棒の目の前で小さな爆発。

爆発に巻き込まれた泥棒は地に伏せる。

「か弱い女の子を狙うなんて、さいってー」

一番ヤバい奴を狙った不幸な泥棒だった。

騒ぎを聞きつけた住民が集まってきた。

まるで奇妙な物を見るような目でこっちを見ている。

ん?僕達を見ているのか?いや、気のせいか。

泥棒が死んでいないかを確認していると、人の群れを掻き分けて甲冑を着て馬に乗った集団が現れた。

そして、先頭の甲冑が剣を抜きその剣先を僕に向けた。

ん?僕に向けた?おかしいおかしい、泥棒はこいつだ。

「僕達は泥棒じゃない、泥棒はこいつだ」

「そんなことはどうでもいい」

ん?そんなことはどうでもいい?いや、よくないだろ。

「貴様達、何者だ?」

甲冑は篭った声で僕達に聞く。

気付けば、僕達は包囲されていた。


003


その後、キレたルッカが甲冑をぶっ飛ばし、軽い戦闘になり、現在。

「だって仕方なかったんだもん!」

何が仕方ないのか、いきなりキレただけだろう。

「なぁ、俺達どうなるんだ?」

「わからない、少なくともいいことにはならないだろう」

いや、悪いことにしかならないだろう。どう考えても。

と、足音が聞こえる。こちらに向かってくるようだ。

「お前たち、出ろ」

こうして、ギルドに向かったはず僕達は国王の前にいた。

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