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秦之幻想物語   作者: 秦蒼阿勝
1/3

なんとも数奇な高校生

幻想入りの話です。

ここはどこだろうか。そんなことをぼーっと考える。

俺ははた 大師たいし。高校生だ。

歩きで下校中のときにトラックに突っ込まれ、「死ぬ!?」と思わず目をつぶってたら、意味不明な古都じみた場所にいた。(服装は制服のままでバックも持ってる。)そんな、数奇な人生を歩む高校生だ。

「意味分からん!!!!」

独りでそう叫んだ。このような状況に置かれて、正気でいられる者が果たしているだろうか。(いや、いないだろう。)


古都といったら、京都や奈良かと普通は思うところだが、現代の都市とは明らかに違う。いわゆる、歴史的な建物しかここにはない。京都・奈良だとしたら、時代が違う。1000年をゆうに超える過去の話になってしまう。当時の都をそのままもってきた感じだ。


ついでに言うと、時間もおかしい。下校中は確か午後6~7時あたりだった。

しかし、ここの太陽はあろうことか、空の一番高い位置にあり、この世界は今お昼であることを表している。


いわゆる、異世界転生というやつだろうか?最近の小説ではよくある話だ。しかし、現実ではまずありえない。ならば、ここは死後の世界か?天国というより、極楽浄土。

なんとなく、自分の頬をつねってみる。痛い。

「じゃあ、まだ生きてるのか?夢でもないのか?」

自分に質問するかのように言う。

あまりにも判断材料が少なすぎる。異世界なのか?なぜだか、理由もなくそんな気がしてきた。


「課題あんのに・・・」口に出した瞬間、気が重くなる。学生である以上、誰もが気にするだろう。

ま、こんな状況なら、課題やってなくてもしゃーないっしょ、と自分の中で勝手に納得しておく。

気持ちの切り替えは得意分野だ。なんなら、修学旅行気分で観光でもしてやろうか。


古都の大通りの真ん中に突っ立っていても仕方ないので、人のいそうな場所にいくことにしよう。

言い忘れていたが、ここには、見渡す限り人がいないのだ。やはりおかしい。

考えるのも面倒になった俺は遠くに見える、天皇でも住んでいそうな大きな建物を目指すことにした。

「誰かいるといいんだがな。」

お気楽な高校生は独りで歩き始めた。


















いかがでしたか?

ご意見いただけると幸いです。

次はいつになるかわかりませんが。

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