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(69)狸の嫁入り

 晴れているのに雪がチラホラと舞っている。こりゃ、狸の嫁入りだな…と幣崎(しでさき)は思うでなく雑念を浮かべた。幣崎が雑念を浮かべた背景には、心の奥底に狐の嫁入りが残っていたためである。晴れているのに小粒の雨が散らつく・・それは狐の嫁入りなんだよ…と幼い頃、誰かさんに言われた記憶が幣崎に残っていたのである。

『狐さんでも狸さんでも、まあ、お目出度いことはいいことだな…』

 幣崎はお目出度いことは大いに歓迎したい気分だった。この春から人事院の搭載名簿で中央官庁に採用された幣崎は少し気分が高揚していた。就職先は消費者庁だった。平成13年1月、省庁統廃合で廃庁された挙句、国民生活局へと格下げされ、ようやく返り咲いた省庁だった。それは(あたか)も、大関格の力士が序二段まで下がり、ようやく関取へと返り咲いた大相撲の世界に似ていなくもなかった。いや、それは少し例えが違うのかも知れないが…。^^ そう幣崎には雑念で思えたのだから致し方ない。

 (いず)れにせよ、お目出度い雑念はいいように思えます。^^


                  完


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