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(62)お告げ

 どうも最近、妙なことを考える…と雑念に悩まされ続ける西岩は、とある雑居ビルにある占い専門店へと入っていった。

 店へ入ると、頭に紙垂(しで)を挟み込んだ細い注連縄(しめなわ)を付け、巫女らしき格好をした白髪の老婆が現れた。

「はいはい…いかが、されましたんじゃ?」

「最近、妙な雑念が浮かびますので、見てもらおうと思いまして…」

「さようでござりましたかのう。まあ、お座りになって下さりまし…」

 老婆は西岩に対峙し、椅子へ座りながらボソボソと言った。テーブルの上には大きな水晶玉が一つ、玉台の上へ鎮座していた。老婆は水晶玉を覗き込みながら(うなず)いた。

「あ~なるほど。あんたさん、最近、年下の方に先を越され出世ば、されましたのう…」

「はあ、まあ…。毎年のことですから…」

「自分は自分じゃと気にされねば、道はかならず開けるぞよ・・と、お玉様は申しておられますじゃ」

「そんなことを?」

「お玉様のお告げですじゃ。間違いは、なかですばい」

「そうですか…」

「はい。五千円…」

 それを聞いた西岩は()き物が取れたようないい心地になり、見料の五千円を支払うと店をあとにした。

 その後、どういう訳か西岩は妙な雑念に悩まされなくなったという。

 お告げを信じる心ひとつで雑念は消える・・というお話でした。^^


                  完

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