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(56)熱はいる

 人体は適度な熱を必要とする。体内では〇〇〇カロリーのエネルギーが体細胞に伝達され、体細胞はそのエネルギーを得て生命活動を継続する訳だが、そのとき発生するのが熱である。だが、悪性ウイルスや悪性菌の炎症を抑えようと細胞がフル回転すれば熱が異常発生して高熱を発するから、逆に危険となる。身体に熱はいるが、多過ぎても少な過ぎても困る訳だ。

 中年女性、竹松幸美は寒さに震えながら熱を欲していた。

「寒いわ…」

 大雪の停電でマンションに敷設された床暖房のセントラル・ヒーティングがダウンし、冷え込んだダイニングのフロアで幸美は、袋入りのホッカイロを数個、服の下に潜ませながら溜息を漏らした。つい数日前までは風邪の高熱に悩まされ、ベッドで寝込んでいた幸美だった。

「すみません…風邪で数日、休ませていただきます」

『そうなの? インフルエンザやコロナが流行ってるから、気をつけてね。お大事に…』

 会社上司の白梅は人当たりが柔らかい好人物で、電話での応対でも幸代を(いた)わり元気づけてくれたのである。

 幸美は雑念を巡らせた。熱はいるけど、程々じゃないと…と。

 熱は私達人間にとって必要ですが、多過ぎず、かといって少な過ぎない程度が難しいようです。^^


                  完

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