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(51)予定 2

 (16)でもタイトルにした予定の別話です。^^

 予定は未定で確定にあらず…と、竹岡は沈思黙考して雑念を巡らせていた。というのも、竹岡がすること成すことの全てが様々な事情で変化し、出来なかったからである。これは稀有(けう)な現象と言えた。本人がやろうとしていることが出来ないのだから、竹岡に限らず誰だって歯がゆく、イライラするに違いない現象に違いなかった。

 その日も竹岡は朝から一日の予定を頭に描いていた。ただ、いつも思うようにいかないのだから、どうせ出来ないだろう…とは頭の片隅で思っていたが、それでもアグレッシブに取りかかろうとしていた。その前には、まず腹ごしらえだ…と竹岡は思った。朝はいつも、ハム・エッグに野菜サラダ+トースト1枚[1斤の5分の1]と決めていたから、そのとおり準備にかかった、ところがである。冷蔵庫を開ければサラダ菜がない。よく考えれば、昨日の朝、サラダ菜が無くなったから明日、買いに行こう…と思いながら、うっかり買いに出るのを忘れていたのである。これでは予定もなにもあったものではない。

『まあ、いいか…』

 竹岡はよくないのに、雑念を巡らせて勝手にいいことにした。サラダ菜の変わりの具材は?…と見回せば、昨日、収穫したダイコン葉のお(ひた)しが小皿に見えたからだった。ハム・エッグ+トースト+ダイコン葉のお浸・・とはなんとも異色な組み合わせで、この時点で竹岡は今日する予定を忘れていたのである。

 食べ終えた竹岡は、さて、予定していたことを始めよう…とおもった。ところが、その予定していたことが思い出せない。かくして時間は過ぎ去り、その日もまた竹岡の予定は未定のまま確定せず、出来なかったのである。残念!

 そのとき出来ない予定はメモ書きしておいて方がいいようです。^^


                  完

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