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(50)中途半端

 物事をしたとき、中途半端がいい場合と悪い場合がある…と長崎は雑念を巡らせた。いい場合だと物事がスゥ~っと順調に進むが、悪い場合には滞留して進まず、しなかった方がよかった…と後悔する結果になる・・と長崎には思えた。そんな雑念を巡らせたのは、一獲千金を夢見て空売りした株の過去だった。長崎は株取引で億単位を(わず)か三日で稼いだのである。そして数日後には一億の大損を出し、結局手元に残ったのは二億の儲けだった。長崎は、また雑念を募らせた。一億の大損をしたのは中途半端な捨て売りだった。僅か三日で三億を稼いだときは…と想い出せば、このときも中途半端な捨て買いだった。底値をつけたな…と判断した長崎は、買う資金がないのに株を捨て買いしたのである。

『あの頃は激動の時代だった…』

 長崎は証券取引の現役を退き、豪勢な別荘で余生を送りながら中途半端な散歩をしながらそう雑念を巡らせた。少し疲れたので、別荘に作った露天風呂に浸かりながら、秋の紅葉を愛でた。

『ひ孫の子守は疲れる…』

 長崎は紅葉に映える夕陽を見て、中途半端にそう思った。

 こういう中途半端に巡らせる雑念は、いい場合でしょう。^^


                  完

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