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(29)壊(こわ)れる

 深草は強い木枯らしで(こわ)れかけた古小屋を見ながら、しみじみと雑念を浮かべていた。

『3次元の物は(もろ)いなぁ~、すぐ壊れる…』

 深草の雑念によれば、次元が大きくなるにつれて壊れる頻度(ひんど)は高くなる・・となる。例えば、絵に描かれた2次元のお茶碗が割れることは、まず有り得ないが、実際のお茶碗[3次元]は、落とせば割れる確率が高い・・という発想である。そう考えれば、4、5次元…と進むに従って、壊れる頻度は高くなると深草は考えたのである。

『まあ、古い納屋だから仕方ないか…』

 心理のテンションが下がれば当然、結論はダウン[下降]する。深草もご多分に漏れなかった。夜になり、深草はまた、しみじみ考えた。

『シャワーだけになった風呂だって、コンプライアンスの強化により、排気塔が不完全で使えなくなったんだからな…。使えなくなったということは、壊れたことと同じじゃないか…。壊れていなくても使えなくなれば、壊れたことになるな…。ということは液化石油ガス取締法とか言ってたが、国が壊した・・ということになる。国は悪者なんだな…』

 深草の飛躍した雑念は、別の一件へと転化していった。

 深草さんの雑念は、壊れていなくても使えなくなれば、それは壊れたことと同等・・という結論らしいですよ。^^


                  完

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