(24)快晴
快晴の朝だとアレコレと雑念が湧く。というのも、アレもしたいコレもしたいと外の晴れ渡った外景を見ながら思うからだ。守藤もそんな一人の、しがない中年男だった。
『いやいやいや、アアしてからコウしよう。アアする方が簡単に済むから手間取らないから時間も取らない。コウする方は、どうもかなり手間取りそうだからな…』
明日は快晴になると予報を知ったその前の夜、守藤は、どうなるか分からない先々のことを、アアでもないコウでもない…と、雑念を浮かべながら思い描いていた。所謂、取らぬ狸の皮算用である。^^
前夜、算段していたことを、さて実行に移すかっ! と守藤は朝食を済ませたあと動き始めた。ところが、である。算段していたことを、どうしても思い出せない。
『…ナニをしようと思っていたんだ?』
守藤は考え始めた。時は瞬く間に過ぎ、たちまち昼近くになった。仕方がない、昼にしよう…インスタント・ラーメン袋を破った瞬間、守藤は思い出した。
「そうだっ! アアしてコウするんだった…」
だが、アアしてコウするのはいいが、すでに昼近くになっている。守藤は快晴の空を眺めながら、今日は休息日にしよう…と、コトを延期することにした。
明日が快晴の予報を知った場合、するコトは忘れずにメモ書きしておきましょう。^^
完




