表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/100

(22)お金

 お金とは生き物じみていて、欲しい貧乏人のところからは離れ、お金などどうでもいいような大富豪のところへ舞い込む・・といった性格を持つ得体が知れない存在だ。

 鶏冠(とさか)は年越しを前に、コケコッコォ~![クック ドゥ~ドゥ~ドゥ~!]と、お金の支払いに苦しむ貧乏人の一人であった。^^

『鶏冠さん、これが最後ですよっ! 次、寄せてもらったとき、半年分のお金、支払っていただかないと出ていってもらいますからねっ!』

 三日前、アパートの管理人に渋面(しぶづら)でそう言われた言葉が、鶏冠の脳裏を駆け巡っていた。いくら気長な人でも半年も待たされた日にゃ、渋面になるのも当然なのだが…。

 管理人が出て行ったあと、しばらくして鶏冠に雑念が湧いた。昨日(きのう)、ネット記事で読んだ記憶がふと、残り毛が少ない鶏冠の頭に(よみがえ)らなくてもいいのに甦ったからである。^^

『競馬で数億、馬券買ったヤツがいたな…』

 鶏冠の雑念は、『どうして数億もお金が賭けられる? + そんなギャンブル好きな人物に、どうしてそんなお金があるのか?』という二つの疑問が合わさったものだった。

『俺なら、馬券一枚、買うお金がありゃ、インスタント・ラーメンとタコ焼き買うがなぁ~』

 これが、ネット記事を読んだときの鶏冠の心境である。

 お金とは、時折り、妙な雑念を湧かせる生き物のようです。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ