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37歳のリサイクル人生  作者: 朝霧名月
17/50

37歳、Youtuberする

PS3がまだ、最新機で間もなくPS4の発売を控えていた頃。


PS3のアプリで「Youtube」が配信された。

それまでは、PS3でプラウザを開いて、YAHOO等の検索サイトでYoutubeを開いて

見なければいけなかったから

即、youtubeに繋がるそのアプリは画期的だった。


当時のYoutubeはかなりの無法地帯で

今でいうクロスビデオとか、f2とか、そう言った動画も普通にあった。

簡単に言えば、AVが普通に違法アップされていた。


アニメとかもあったけど、これは結構早く対応されていたけど

アダルト系はわりかし長くあった。


まあ、そんなんは今回どうだっていいんだ。


さて、つまりはだ。

この話の時系列はおよそ10年以上前。

37歳のオッサンも27歳と言う

筋肉、骨格、絶好調のアラサー(笑)といったやる気に満ち溢れていた頃である。


専門職で週五日、1日9時間近くの労働を行ってもまだ残る元気。


このYoutube、実はこの頃より「収益化」が始まったのだ。

よく解らない人の為に説明すると

動画を出して、誰かにそれを観てもらえると、動画を出した人がその見てもらえた回数に応じてYoutubeからお金が貰えるのだ。


「なんだ、これ最高じゃん」

当時の俺は簡単にそう思っていた。

因みに、この当時からおすすめに上がってきたのは、グラサンを掛けて、とんねるずの石橋貴明?のモノマネをする。現在では日本YOUTUBERの象徴みたいになっている、ヒカキンだった。


俺は、早速持っていたデジカメで動画をとり

それとなく、自分のチャンネルにアップしていく。


ふむ

最初に上げたCDの開封動画が100回くらいまで1日でいったけど

次に上げた産まれたての姪っ子の動画は、30回くらいしか見られない。


ここで、俺は考えた。

今あげた動画でいいな。と俺が思ってるのは

無論、姪っ子の動画だ。

だが、現実はその時も上がり続けるのはCDの開封動画。


なるほど開封動画か。

そこで、再び考える。

開封して、それで終わりで、果たして楽しいか?

では、開封で楽しいとは何か?

つまりは、開封して予想だにしない結果が必要だ。


くじ?

当時から流行っていた一番くじという、アニメやゲームのフィギュアなどが当たるコンビニくじが頭に過る。

しかし、外で動画をとれば顔バレというか、身バレがあるのではないか?

赤ちゃんの姪っ子なら見分けはつかないが、いい大人だと下手をすれば職場とかにバレんか?


となると

台本を作るしかないな。

そして開封するのは

くじに似て非なるモノ

福袋。

うん。

いけるんじゃね?


Amazonで探すとやはりあった。

福袋の袋。100枚入り890円。


俺は、早速当時住んでたアパートの近くのゲーム屋に行き

100円のワゴンから9本。

そして、最新作のゲームを1本購入した。


そして、それをAmazonから届いた福袋に入れて


録画を開始する。

タイトルは「PS3ソフト福袋、開封してみた」だ


さて

ここまで読んだ方達

これの結末は予想できただろうか?


どうせ、10年前の37歳のおっさんだ。

全然動画伸びずにm9(^Д^)プギャーったんだろ? って?


それがさ

これが一時のYoutubeアプリ内のランキングであのヒカキンの一個上に乗るくらい

ブレイクしたんだよ。

アップして1週間は微妙だったんだけど、一気にそっから読み通りに伸びて

しってる?

Youtubeからお知らせで

「動画が猛烈な勢いで視聴されています」って赤いビックリマークが出て教えてくれるんだぜ。


これで浮足だっちまって

その後は皆の予想通り、俺は大した動画もつくれず、飽きて今じゃ廃墟のようなチャンネルになってるんだけどな。


まあ


なんつうか

あれを経験したから


今も、こうやって何かを期待して、文章を書いてんだろうな。

どっかで、誰かが見てくれてねえかなって。

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