座椅子は用意しています。 煙突。 作者: caem 掲載日:2022/12/01 どうして いなくなってしまったのって きかれても うまく誤魔化せない 言い訳が思い付かない どうしようか 母さんは生まれ変わったんだよ って言ってみたンだけどな 涙ひとつ流さずに きょとんとしている それはどうしてと 焼いた骨を摘まんでいる お線香の匂いが纏わりついている 明日になろうが 明明後日になろうが 後戻りなど出来ない もう 棺桶は焼かれている もう 二人っきりになってしまう 我が家は娘と父親だけだ どうにかしなくてはならないのだ