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コント︰携帯

作者: 花籠 密

ボケ「やっほ〜、こんちにわー。お邪魔しまーす!」

ツッコミ「あ、上がって上がって!」

 ボケ「え、凄い!初めて来たけどヨシ子の部屋オシャレだね!

 特にこの魚を咥えた熊の置物とか超可愛い」

 ツッコミ「それ?!そこ?!

 このハート型のラグとか兎のぬいぐるみとかじゃなくて、それなんだ?!

 …まぁいいや、ここ座って。お茶出すから」

 ボケ「ありがとありがと」

 

 『プルルル…』

 

 ボケ「ごめん、私だ。ちょっと出てもいい?」

 ツッコミ「どうぞどうぞ」

 ボケ「ありがと。

 …もしもし?あ、山田君?

 元気してた?えっ、嘘、チョーヤばーい!めっちゃ運ついてるじゃん、おめでとう!うん、また〜」

 

 『ピッ』

 

 ツッコミ「何の連絡だったの?」

 ボケ「今月入って犬のフン踏むの4回目だって」

 ツッコミ「運ついてるってそういう事?!てっきり宝くじとかだと思ってたよ?!」

 

 『プルルル…』

 

 ボケ「ごっめん、また私」

 ツッコミ「あ、うん。いいよ」

 ボケ「ホントごめん、ありがと。

 …あ、もしもし?お母さん、元気してた?

 …え?本当?!お父さん会ったの?!ヤバいねそれ、後で話し聞きに行こ。うん、また〜」

 

 『ピッ』

 

 ツッコミ「今度は何?」

 ボケ「それがさ〜、お父さんが遂に会っちゃったらしいよ、渋谷で」

 ツッコミ「えっ、誰に?もしかして私でも知ってる人?」

 ボケ「いや、通り魔だけど」

 ツッコミ「通り魔!!!!いや今すぐ病院いけよあんた!!!!

 後で話聞きに行こ、じゃないわ」

 ボケ「いや通り魔っていっても、通りパンチラ魔だから」

 ツッコミ「通りパンチラ魔?!?!なにそれパワーワードすぎでしょ!?」

 ボケ「それなー。しかもお父さんがパンチラされたとかまじうける」

 ツッコミ「お父さん?!?!あんたのお父さん女装でもしてたの?!?!どういう事?!」

 

 『プルルル…』

 

 ボケ「また私だー。今日ほんと多いね」

 ツッコミ「ホントだよ!!!!いやもういいから、早く出て…」

 ボケ「了解〜。

 …もしもーし。K子〜、久しぶりじゃーん。

 え?…マジ?それ。やばいね。うわー、それはやばい。

 うん、うん。別れて正解だよそんなの。うん、また。いつでも頼ってね〜」

 

 『ピッ』

 

 ツッコミ「で?今回は?どうせ大学の授業か何かで班を分けたとかそういう感じでしょ?」

 ボケ「ヨシ子、あんたバカにしてんの?!」

 ツッコミ「えっ」

 ボケ「K子は…K子はね、彼氏に二股されてたんだよ…?

 それをそんなふうに…最低だよ!」

 ツッコミ「ご、ごめん…。悪気があったわけじゃないの、本当にごめんね」

 ボケ「…私も言いすぎた、ごめん。それにヨシ子も被害者だもんね」

 ツッコミ「…え?ちょっとそれどういうこと?」

 ボケ「実は、K子の彼氏の二股相手はヨシ子だったの」

 ツッコミ「は?!?!えっ、ちょ、嘘でしょ?!」

 ボケ「嘘じゃないよ!!確認してみればいいよ、電話で。

 きっとあんたの彼氏白状するから」

 ツッコミ「そ、そんな…」

 ボケ「本当は女子じゃなくて、女装した中年オヤジが大好きなんだって事…」

 ツッコミ「なにそれどういうこと?!!?聞き覚えありすぎるんだけど?!?!」

 ボケ「そう、私のお父さんをパンチラしたのは、丸山三角太郎…アンタの彼氏よ」

 ツッコミ「嘘!!!!だって、だって…!!!!

 

 

 

 

 

 私の彼氏は丸山四角太郎だから!!!!」

 

 

 2人「どうも、ありがとうございました!」

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