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ルーシーの居場所
そろそろ時間だ。ワクワクしてきたな。まだかなまだかな。
すると目の前の大きいモニターにパパが映った。
「元気にしていたかい?」
「うん!!」
「そうかい。どれぐらい寝ていたんだい?」
「えーとねぇ、7時間ぐらい!」
「そうか、よく寝たね。偉いぞ」
モニターに映ったパパはいつも優しくてあったかい。
いつも会いたいのに・・・・。
それからいつものように何時間も何時間も話した。でも気が付いたらお話の時間も終わり。
いつもあっけなく終わる。もっと話していたいのに・・・。
「そんなに悲しむな。また一週間後に会えるじゃないか。それまでの辛抱だよ」
「うん・・・・」
私はとても悲しくなった。いつものように涙を我慢する。だって私もうすぐ8歳だもんそろそろ大人にならなきゃ。こんなことで泣いていたら。パパに恥ずかしいもん。