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Heroes Guild Online  作者: ムムム
森へ
15/100

森へ3 ゴブリン

戦闘描写が難しい

もっと文章力がほしい

 その後も4人で蜂を倒していく。

 やはりと言うかモンドは強かった。

 蜂の攻撃をほぼ1人で受持ち尚且つ受けるダメージも最小。

 攻撃まで行っている、まさに八面六臂の活躍と言うやつだ。


「大ダメージ喰らうようなら回復薬(ポーション)を売り付けようとしたのに宛が外れたな」

「いや、蜂は森の中でも楽な部類だよ。強い人はもっと上手くやるよ」


 効果時間の過ぎた幸運強化(ラックアップ)をかけ直しながらのヤクミチの愚痴にモンドが返事をしている。

 ヤクミチも愚痴ってはいるが悪感情は見えない。

 ある程度羽が集まってきた所でミニッツが質問してきた。


「ところでセン、<魅了玉(チャームボール)>をどう使うつもりなの?」

「あれ?説明してなかったっけ」

「聞いてないよ」

「知らないわね」


 そういえばしてないか。

 まだ仮説の段階だと前置きしてから説明をする。


「成る程ね」

「センは面白いこと考えるじゃねえか」

「・・・・・・」


 ダイとヤクミチから良好な反応を貰えたがミニッツは話終えると何かを考え始めた。

 ミニッツは俺達3人の中では一番頭が良いもしかして俺の気づいてない欠点に気付いたのだろうか。


「どうしたミニッツ、何か問題でも有ったか」

「いえ、問題は無さそうね。上手く行くんじゃないかしら、それにその方法を使えば、きゃっ!」


 何処からか矢が飛んできてミニッツの肩に刺さる。


「魔物だよ!センは逆を」


 飛んで来た2本目の矢からミニッツを庇いながらモンドが言う。

 その時になってやっと自分の意識が追い付く。

 ミニッツを庇う様にモンドの逆側を守る。

 一方からの攻撃に見せ掛けて挟み撃ちされるかも知れないからだ。


「グギャギャギャ」


 矢が飛んできた方から出てきたのは3体のゴブリンだった。

 剣と盾を持ったゴブリン

 短剣を持ったゴブリン

 そして弓を持ったゴブリン

 パッティゴブリンだ。


「挟み撃ちは無さそうだよ、今のうちに回復を」

「ああ、今回復してやる」


 ヤクミチは懐から回復薬ポーションを取りだしミニッツを回復する。

 薬士のパッシブスキルで自作の薬を自分が使用した場合効果を上げるのがあったはずだ。


「ありがとう、助かったわ」

「いいってことよ、それよりゴブリン3体だが何とかなりそうか」

「正直難しいかもよ」


 モンドもヤクミチもゴブリン3体と言う状況に危機感を募らせている。


「剣ゴブリンは受け持つよ、後の2体はなんとかお願い」


 モンドが突撃して剣を持ったゴブリンと切り結ぶ。

 残った2体もモンドに攻撃を加えようとするが。


「さっきはよくもやってくれたわね、暗闇ブラインド


 ミニッツが魔法を弓持ったゴブリンに掛けるが掛からなかった。

 しかもそのためにゴブリンのヘイトがミニッツに向かったらしくミニッツに向かって弓を引いてきた。


「ミニッツは後ろに回って」


 ミニッツの盾に成るように前へ出る。

 飛んできた矢を剣で受けてからスキルを発動させる。

 対象は短剣ゴブリン。


封印シール


 こちらも当然のように失敗、けど目的であるヘイトはこちらに向けることが出来た。

 短剣ゴブリンがこちらに向かってくる。


「厄介なのは弓持ちのほうだ、何とか出来ないか」

「無茶言わないで」


 ヤクミチの言うことは尤もだが短剣ゴブリン相手にするだけで手一杯だ。

 ゴブリンの攻撃受ける、攻撃を避ける。

 武器を持って攻撃してくる相手は初めてだ、防御するだけで攻撃の糸口が見えない。

 その間にミニッツが弓ゴブリンの攻撃に晒される。


「仕方ない奥の手だ」


 ヤクミチが懐から何か黒い塊取りだし、弓ゴブリンに投げつけ。


「耳を塞げ!」


 ヤクミチの声を聞き咄嗟に耳を塞ぐ。

 黒い塊が大きな轟音を響かせながら破裂する。


「うぅ...ぐぁ...」


 耳を塞いでいても頭の中身が揺さぶられた感じがする。

 ゴブリン達は当然耳を塞いでいなかったためにマトモに音の爆発を聴いたらしく動けないでいた。


「今・・ャンス・・・撃しろ」


 何を言ってるのかわからないが何を伝えたいのかはわかった。

 ふらつく頭を押さえながら剣を振るいゴブリンに攻撃をする。


「グギャギャ」


 ダメージは与えられたが倒すまではいかなかった。

 不味いかもしれないな。


「お待たせだよ」


 短剣ゴブリンの後ろからモンドが袈裟懸けで攻撃を加えゴブリンを倒す。


「ふぃ~、こっちも何とかなったぜ」


 弓ゴブリンはヤクミチとミニッツが二人で倒したらしい。

 こうして俺達は森でのピンチを切り抜けた。


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