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90分の夢の中  作者: 亜木
プロローグ
3/3

プロローグ (ピナ)

朝。目覚まし時計が鳴り響く中

手探りで必死に時計を手に取る。


液晶画面が光り現在の時刻が表示される


『6:19』


まだ起きるには早い---


私はスヌーズのボタンを押すと再び眠りについた。




夢の中の私は見知らぬ森の中にいた。

おそらく昨日テレビで見た番組。

それとも、昨日から読み始めた冒険物の小説の影響なのだろうか。



私は小さい頃から人とは違う想像力を持っているとよく言われる。

ほかの人には話さなし、話したくない。きっと気味悪がられるからだ。

しかし、そんな中でも現在キャラクターデザイナーをやっている母にだけはこれを打ち明けた事がある。

母はこの事に大いに喜び、時には私をはめ称えた。「さすが、私の娘だ」と。


私の見る夢は一般的に明晰夢と呼ばれているそうだ。

私は見た夢の中では気温を感じるし、物に触れた官職も確かにある。

まぁ、大抵の場合それは自分の寝ている状況と区別がつかないからなのではないかと私は思っている。

布団が暑ければ夢の中でも暑いし、壁に頭をぶつければ夢の中でもどこかぶつけた夢になるといった感じた。


今回の夢は森の中にいる。蒸し暑い。

わずかだが、汗も噴出してるような感覚に陥る。

虫が私の頭の周りを飛んでいる。うるさい。

虫の羽音がやがて大きくなりはっきりと聞こえてくる。



ピ、ピピ、ピピピ、ピピピピ、ピー------



そこで私は現実に引き戻される。


目覚まし時計がけたたましい音を立てながら震えている。


どれぐらい寝ていたのだろうか?


私は目覚ましどけいを確認する。


『9:16』

終わった、、、


完全に遅刻。もうすでに二間が始まってる時間帯だ。


私はベットから飛び起き、慌てて家を出た。


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