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だいぜろ エミリーは夢の中


 エミリーは夢の中。


 ずっとずっと揺れている。


 エミリーは夢の中。


 ずっとずっとひとりぼっち。

 

 そっと、瞼を開く。

 淡い緑灰色が暗闇の中、僅かに煌めく。


 目の前には、灰色の鏡。

 鏡の向こうには、誰かがいる。


 鏡には、手入れされていない灰みのくすみ金髪をした、小柄な少女の姿が映っていない。


 誰なのかは、わからない。

 けれど、エミリーは知っている。


 ずっと昔から、知っていた。


 過去と現在が夢の中で惹かれ合う時。

 灰色の鏡は、色彩を求める。


 ――そして、夢はゆっくりと目を覚ます。

数ある作品の中から、当作品へいらしてくださりありがとうございます。


少し不思議な物語を、綴っていきます。


夢の中にいるような、曖昧な日常をふわっと楽しんでいただけましたら幸いです。

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