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判決
「被告、オオツカユキトに禁固不死刑を言い渡す」
裁判長の声が、金属的な反響と共に厳かに響き渡った。傍聴席のざわめきが一斉に高まる中、大塚ユキトは微動だにしなかった。すでに彼の身体には、世界が「神の冒涜」と呼ぶ特殊な処置が施されていた。不死身処置—彼の生命維持システムは恒久的に固定され、いかなる損傷、疾病、飢餓、そして時間にも屈しない肉体へと変貌していたのだ。
ユキトが送られたのは、深海の底に穿たれたような、陽の光さえ届かぬ特殊刑務所、「エテルニタス」。イタリア語で「永遠」を意味するその名は、彼の未来を端的に示していた。




