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短編集  作者: 冬桜
5/6

【童話】大怪盗と天の川

2025.8.3UP

↓↓書いた当時の私の「あとがき」から


『大怪盗と天の川』は、前にお題をいただいて作品を発表するHPで、作った作品です。

お題は何だったのか覚えていませんが、この怪盗のキャラクターは私は好きです。


もうそろそろ初夏ですからね!!

夏らしい作品です。



 一人の大怪盗は、世界の宝石を奪いつくし、悩んでいました。


 (ほしいものはすべて手に入れた、けれどまだほしい。何かもっときれいなものはないか。)


 大怪盗が夜空を見上げると、そこにはたくさんの星が、宝石のようにきらきらと輝いていました。


「これだ!」


 怪盗は世界一の宝石を奪うことを思いつきました。


 それから大怪盗は、毎日、毎日長いはしごを作り続けました。


 そして長い年月をかけて一本の長いはしごを完成させました。


「やったぞ、これで夜空に輝く世界一の宝石を盗ることが出来る!」




 その日の夜、さっそく大怪盗は長いはしごを使い、たくさんの星を盗みました。


 盗った星は、今まで見たもの以上にきらきら輝き、色とりどりで、大怪盗はとても満足しました。


「星を盗った怪盗なんて、俺のほかにいないだろうな。それに、空から星がなくなっていたら、きっとみんなびっくりするだろうな。」


 そう思い、大怪盗は地上に降りてもう一度夜空を見上げると、そこにはいつもと変わらないきれいな星空がありました。


 しかし大怪盗のもっている袋には、たくさんの星が。


「どうしてだ、こんなにいっぱいの星を盗ったのに、どうして何も変わらないんだ!」


 そこで大怪盗は、ひたすら星を盗り続けました。


 人々が驚く顔をどうしても見たかったのです。


 しかし、盗っても盗っても星はなくなりません。




 それでも大怪盗は星を盗りつづけました。




 ところがある晩、大怪盗がいつものように必死になって星を盗っていましたが、大怪盗が高いところにある星を盗ろうと手を伸ばすと、持っていた袋が落ちてしまいました。


 今まで大怪盗が盗った星が流れていきます。


「あー、せっかく盗ったのに。」


 悔やんでも、もうどうしようもありません。


 星はどんどん夜空に流れていきます。


「ちきしょう、もう少しでみんなを驚かせることが出来たのに!」


 その時、地上からたくさんの拍手がわきおこりました。


「お父さん、見て。星が川に見えるよ。」


「そうだね、きれいだね~。」


 地上の親子は言いました。


 大怪盗があわててはしごを降りて夜空を見ると、そこには大きな天の川が出来上がっていました。


 みんなが大きな天の川を見上げています。


「だれがつくったの?」


 小さな男の子が母親に聞きました。


「きっと、神様がおつくりになったのよ。」


 大怪盗はその答えにがっかりしましたが、みんなに気づいてもらえたことをとてもうれしく思いました。


「まあ、いいか。神業をなせる大怪盗様は、この世に俺しかいないからな!」


 そういって、大怪盗は夜の闇に消えていきました。



 end.


本当は、七夕にUPしようとしていたんだよなぁ。。。

2025年の旧暦七夕は8月29日。

その前にUPできたということで良しとしよう!

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