身の振り方
「次は僕、正常位でしたいなぁ。いい?」
「勿論いいぞ」
ジュネに甘えるように言われ、タゥはその身を布団に押し倒した。
抜けるような白さの、綺麗な身体である。
首筋に鬱血した跡が点々と続いており、ぽつんと赤い胸の尖りは、散々吸われてぽってりと赤い。
そんな様がいやらしくて、タゥは胸の尖りに吸い付いた。
「あっ、あっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ジュネの嬌声が部屋を満たす。
年端もいかない少女のようなジュネが、頬を火照らせて喘ぐ様は、生唾を飲むほどいやらしい。
タゥはたっぷりとそこを愛撫した後、舌なめずりをして香油を取り出した。
指に香油をたっぷりと絡め、指を挿入する。
一本目、二本目、三本目。
根気よくほぐし終えた後、タゥは前立腺に触れた。
「あっ、はぁんっ、ああ、気持ち良い、ああ、タゥ、早く来て、そこ突いて欲しいの……っ」
十二分に指で刺激してから、タゥはジュネのお誘いに乗った。
そこに自身を埋め、腰を振る。
ジュネの嬌声が響き、タゥは更に腰を振った。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、あんっ、あんっ、気持ち良い、もっと突いて、あんっ、あんっ、あんっ、ああいくっ、あああーーーっ」
タゥはジュネと共に射精した。
「あーあ。僕も来週でタゥとお別れかぁ。僕も身の振り方を考えなきゃなぁ」
タゥの胸に身体を預けながら、ジュネが言う。
タゥはジュネを優しく抱きしめながら、言った。
「ジュネの恋人になりたいやつは山ほどいるって話だぞ。その中から、めぼしい奴を選んだらいいんじゃないか?」
「だって、エオリオみたいな奴がいっぱいいそうなんだもん。どういう基準で選んだらいいかなぁ?」
ジュネは首を傾げて、問うてくる。
「一ヶ月で別れるって、約束出来る奴、なんてどうだ? いろんな相手とエッチしてみたいだろう?」
「へー! 名案だね。それ採用! さっそくキリクに言っておかなきゃ」
「付き合う相手は、厳選するんだぞ? 父兄にも挨拶させてな」
「はぁーい。タゥも僕に対して過保護だよね。僕、そんなに危なっかしい?」
「ああ。お前の美貌は男を狂わせるからな。過保護な位で、丁度良いだろう」
ジュネはむくれたが、自分の美貌に合点がいったのか、納得した。
「でも僕、三人でやってみたい夢があるんだよね……。ねぇタゥ、来週は三人でやってみない?」
「うーん。男娼か、俺の友人なら良いんだが。ケラソ族の男から一人選ぶのが難しいな」
タゥは本気で悩んだ。
「やっぱりそう? じゃあ、タゥの友人がいいな。仲の良い男二人で僕を犯すって、燃えるじゃん!」
「それは道具屋のジャックなんだが、ケラソ族じゃなくて大丈夫か?」
「ちょっとおっかないけど、タゥの友人なら良いよ。道具屋のジャックだね? じゃあ来週は町まで逢い引きだね! うーん、楽しみになってきた!」
ジュネはご機嫌だ。
タゥはそろそろ時間だったので、ジュネに口吸いしてお暇する事にした。
「来週、待ってるからね? 僕のこと、忘れちゃやだよ?」
本気で心配がるジュネをあやし、帰路に着く。
時刻は中天、今日も良い狩り日和だ。
夕刻までに二頭の収穫を上げ、解体小屋を目指す。
解体小屋で分け前を分け、リュックに詰めたら凱旋だ。
今日の出迎えは、ルネーの家のマリア、ヤジュの家のリズ、ナッキの家のリマである。
「おーい、こっちだよ! 今日も怪我がなくて何よりだったね!」
そう声をかけてきたのは、マリアだ。
「出迎え、感謝する。では」
キーヤは礼をして去っていった。
「エンジュ、今日もお疲れ様。無事に帰って来てくれて、嬉しいよ」
「嫁さんの出迎え、嬉しいなぁ。そっちも、特に何にもなかった?」
赤い瞳が揺れるリマに、エンジュが尋ねる。
「あ、明日はね。出迎えの女の子が一人増えるよ。15歳になったから、出迎えに出すんだって」
「女の子も顔見せだから、一日ずつ狩り場を移動するんだって。この縁でお見合いが決まったりするんだよねぇ」
そうはしゃいだ声を上げたのは、リズである。
リズもお見合いを来週に控えている身だ。
「そっか。うちの狩り場は既婚者しかいねぇから、定着はなさそうだな」
エンジュはそのようにぼやいた。
その後雑談をし、解散である。
タゥは暗い夜道をセグに乗って家路についた。




