王子様
ジャックの登場に、道行く娘達が色めき立つ。
ジャックは今日も、豪奢な刺繍の入った襟付きの袖無し服を着ていた。
今日もお洒落なジャックは、娘達に手を振り、愛嬌を振り撒いている。
「お待たせ、タゥ。さぁ、行こうぜ。エーニャが首を長くして待ってるよ」
ジャックと裏道に入り、しばらく歩いて西へ折れた。
ウラディカの泉に到着した俺達は、まず一階でジャックが面通しする。その後、二階に導かれ、ある部屋へ通された。
革張りではない、天蓋付きのベッドに、何やら絵画が描かれた上等な椅子、その他の調度品も、高級感溢れるものだった。
その椅子に座っていたのは、ドレスを着たお嬢様だった。
緑色の髪を結い上げ、抜けるように白い肌は透明感がある。
大きな黒い瞳に、薄紅色の唇。
顔も腕も日焼けしていない様子に、タゥは声をあげた。
「ジャック、この娘は平民じゃないんじゃないか?」
「ああ、この娘は貴族だ。没落貴族の一人娘で、借金のカタに売られてきたんだ。良い店に売られたろ? なんとまだ処女なんだぜ」
「……めちゃくちゃ高そうだな」
「エーニャの方針で、はじめぐらいは良い男とやれるようになってんだ。役得だと思っておけばいいんだよ」
すると、会話を聞いていた件の女が、きっとこちらを睨み付けて来た。
「わ、わたくしを汚そうと言うのですかっ、必ず、おじい様が助けて下さいます。わたくしは、決してあなた方に屈しませんっ……!」
がくがくと震えながら言い張る女に、タゥは少し興味が湧いた。
「ジャック、この女はなんて名前だ?」
「おっ、やる気になって来たか? ファミーナだよ」
「別に、縛る前にやっちまってもいいんだろう?」
「そこのあたりはご自由に。まっ、楽しめよ」
ジャックの視線を背中で感じつつ、タゥはファミーナの身体を腕に抱き起こし、天蓋付きベッドへと押し倒した。
ファミーナは羽のように軽かった。
ドレスに手をかけ、脱がしていく。
「い、いやぁっ……」
弱々しい抵抗もなんのその、ビスチェとドロワーズだけになったファミーナに、無理矢理口吸いをした。
ファミーナは舌を噛んできたが、甘噛み程度だ。
ビスチェを脱がしながら胸元へ唇を寄せると、ファミーナはびくりと身体を震わせた。
「あっ、あなたなんて、私の王子様じゃない……っ」
「王子様?」
「ああ、金髪に青い目なんて、王子様の代名詞だろ? 助けが来ると思ってんじゃねぇかな」
タゥは服を脱ぎ捨て、ドロワーズ姿の娘から、ドロワーズを剥ぎ取った。
「俺のどこが王子っぽいって?」
「きゃ、きゃああああっ」
ファミーナの裸体は、綺麗だった。
抜けるように白い肌は真っ白で、胸の先端だけが淡く色づいている。
隠しきれないその乳房は、もぎたての果実のように甘くタゥを誘った。
その乳房を両手で鷲掴みにし、揉む。
首筋からその白い肌を吸ったタゥは、やがて胸の先端にたどり着いた。
「……んあっ」
ファミーナの口から良い声が出ると、タゥは舐めながらニヤリと笑った。
「良い声じゃないか。折角の"王子様"なんだ。楽しまないと損だぜ?」
タゥのとびきりの笑顔に、ファミーナは顔を真っ赤にして俯いた。
ファミーナは未だに震えている。
その足を無理矢理開かせ、タゥは股へ唇を寄せた。
舌が女芯に触れると、ファミーナはびっくりしたように声を上げ、やがて喘ぎ始めた。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あああーーーっ」
ファミーナは絶頂に震え、脱力した。
何回かいかせた後、改めてそこに己のものを突き立てると、鮮血が散った。
「ああ……、お祖父様……っ」
処女喪失に、ファミーナは呻いたが、タゥは気を良くして腰を振った。
「あっ、あっ、あっ、あん、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、ああ、いく、あああーーっ!」
ファミーナの絶頂に合わせ、タゥは射精した。
荒い息をつくファミーナは、涙を流している。それを舐め取ってから、ジャックに声をかけた。
「ジャック、交代するか?」
「おお、待ってたぜ! じゃあいただきますっと」
ジャックは服を脱ぎ捨てると、天蓋付きベッドに乗ってきた。
そして、泣き伏せるファミーナの足を開かせ、押し入った。
「おー、あったけぇ」
言いながら、腰を振るジャックである。
ファミーナは断続的に喘ぎながら、か細い抵抗を試みた。
「い、いやぁ……っ、あっ、あっ、いや……っ、あんっ、あんっ」
「んー、"王子様"じゃないから嫌だって? タゥ、気に入られたなぁ」
「それにしちゃ、もういきそうだけどな」
ファミーナはかっと赤くなって口を開こうとしたが、強く乳房を揉まれて押し黙った。
「そうそう。大人しくしてる方が利口だぜ。じゃあ、いくか」
ジャックが腰の動きを激しくさせる。
ファミーナの抵抗は軽々と封じられ、ジャックは好きなように動いた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、ああいく、いや、あっ、あああーーーっ」
ジャックはファミーナの絶頂に合わせ、気持ち良く射精した。
「んー、嫌がられんのって新鮮だわ。じゃあ、次は"王子様"な」
ジャックまで"王子様"呼びである。
定着しないことを祈りつつ、ファミーナに呼びかけた。




