平穏
マリアの胸に口付け、両手で揉む。
手から溢れる大きさの乳房は、俺の手の中で好きなように形を変えた。
「あっ、あっ、あんっ……」
マリアの胸の先端に吸い付き、舌で転がす。
固くなったそこは俺の舌を歓喜して受け入れ、喜んでくれた。
しばし舐めた後、股に手をやる。
そこは熱く濡れていて、敏感な場所に指を這わせると、マリアはもっと高く鳴いた。
何度かいかせた後、マリアに押し入る。
マリアの中は熱く蕩けるようで、自然と激しい腰使いとなった。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、激しい、あんっ、あんっ、ああいく、あああーーーっ」
マリアは絶頂に震えると、タゥをギュッと抱きしめてきた。
タゥもマリアの熱い身体を抱きしめた。
三回戦を終え、時間である。
タゥは身支度を整えると、まだぼんやりしてるマリアに口吸いしてから、お暇した。
「タゥ、また来てね。待ってるからね」
そんな言葉を胸に、タゥは家に戻った。
中天になり、森に入る。
狩りを三日休んだが、森は静かな様相をしており、変わった所は見られなかった。
いつも通り、ウスルスを追う。
夕刻までに二頭を仕留めた俺達は、解体小屋に向かっていた。
解体小屋に着き、分け前を分ける。
それが終わったら、凱旋だ。
今日の出迎えは、ルネーの家のマリアと、ヤジュの家のリズ、ナッキの家のリマである。
「おーい、こっちだよ! 今日も怪我がなくて何よりだね!」
そう言ったのは、マリアである。
するとリマが、心配そうに問いかけてきた。
「タゥ、盗賊団を六人も相手にしたんだってね。本当に怪我はないの?」
「ああ。俺は大丈夫だ。エンジュの所にも盗賊が入ったのか?」
「うちは三人だったよ。敷居を跨がせちゃあいねぇけどな!」
「あの夜はエンジュが大活躍だったものね。すっごく頼りになる旦那様で、私は大助かりだよ」
「そうか。ヤジュの家はどうだった?」
「うちには来なかったよ。でもずっと殺せ! とか犯せ! って聞こえてたから、どうなっちゃうのか不安だったな」
すると、黙っていたキーヤが発言した。
「うちも同じような感じだったな。うちは妻が妊婦な為、来ないでくれて助かった。タゥ、大将首を落としてくれてありがとうな」
キーヤは珍しく笑顔でそう言い、礼をして去っていった。
「タゥ、盗賊の大将。ミゴリって言ったっけ? そいつに脅されたってんだろ? 盗賊団を引かせるから俺の女になれ、ってさ。よくぞ断った! 流石ケラソ族の男だぜ!」
エンジュがはやし立てるように言うと、リズがしみじみと頷いた。
「本当に、倒せて良かったね。そんな男に目を付けられるなんて、気分が良くないもん。被害が出なくて何よりだったね」
それは全くその通りだったので、タゥも深く頷いた。
その後解散し、帰路につく。
家にたどり着くと、静かにレアが待っていた。
「お帰りなさいませ、あなた……」
「うむ。帰ったぞ。今日も熱は出していないようだな」
「はい……。つつがなく過ごしております……」
レアの顔色は良く、つやつやと輝いていた。
大過なく過ごしているならば、何よりであった。
本日の晩餐は、ダロのカレーであった。
ピリ辛具合も丁度良く、絶品である。
付け合わせの野菜サラダを食べながら、タゥは明日の予定を述べてみた。
「明日は、南のハヤタの家のジュネに会いに行ってくる」
「かしこまりました……。それと、こちらをキリクから預かっていますわ……」
レアが渡してきたのは、コロンとした小さな瓶だ。ふわりと、花の香が香った。
「今朝キリクに、あなたが了承した事を伝えたら、町で買ってきてくれたのです……。性交用の香油で、薔薇の香りだそうですわ……」
「そ、そうか。キリクは気が利くな。明日いきなり性交するわけではないと思うのだが……」
「あなたは結構呑気ですのね……。ジュネは夢見ていた男との性交を許されたんですわよ……。あなたの方が上に乗られて事を成してしまうかもしれませんわよ……」
レアはそんな不吉な事を言っていたが、まぁ、ジュネの熱情に押し負けないように注意するとしよう。
晩餐が終わり、後片付けをする。
レアが静かに床を延べた。
蝋燭を吹き消し、闇の中で二人もつれ合う。
闇の中、獣のように求め合う二人の姿がそこにあった。
レアの嬌声が静かな部屋を満たしていく。
「はぁっ、はぁっ、レアよ、四つん這いになれ」
「あっ、あん、はい、あなた……」
暗闇の中レアを犯しながら腰を振る。
たまには暗闇の中でやるのも悪くない、と思うタゥであった。
翌朝、南に出発したタゥだったが、行道は順調だった。
半刻とちょっと歩き、ハヤタの家にたどり着く。
ハヤタの家は一階建ての、少し大きめの家だった。




