表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ケラソの家のタゥ  作者: yahagi
無理矢理な結婚
42/191

結婚しよう

「そう、俺ってば一目惚れでリマに惚れちまったんだ。俺はずーっとリマだけを愛し続けるよ。いいだろう?」


「エンジュ……。今日はね、私も話があるの。タゥの話なんだけど、聞いてくれる?」


「うん、聞くよ。でもその前にさ……」


 エンジュと視線が合うと頬を赤らめるリマである。そんなリマの瞳を一心に見つめ、エンジュは身を乗り出して言いつのった。


「リマ、結婚しよう。一生お前だけを愛してる」


「エンジュ……とっても嬉しいけど……」


「後、何が足りない? タゥに子供を産んで待つって話なら、断られたんだろ? そりゃあ、タゥはいずれ独り身に戻るんだろうけどさ、リマはそれを待ちたいのか?」


「待ちたい……と思ってた。だけどエンジュに会って、考えが変わったの。私も、エンジュと結婚したい」


「おお! 俺達、両思いじゃん。結婚、本決まりでいいよな?」


「でも……どうしてもタゥを忘れられないの! 無理な結婚で苦しんでいるタゥを、どうしても放っておけない。タゥが苦しんでる時は私のところで苦しみを癒やして欲しいの!」


 リマは、泣いていた。その滑らかな頬に涙が伝っていく。


「じゃあ、俺の嫁さんになって俺を甘やかして。そしたら、三年だけ目こぼししてやるよ。……タゥと、二人きりで会うことを許してやる」


「ほんと?!」


 リマは、飛び上がって喜んだ。


「ただし、性交渉は駄目だぞ」


「えっと、舐める位ならいいよね?」


「何!? リマ、正直に言ってごらん。タゥとエッチな事したか? つーか、詳しく教えてよ。何たって俺も嫉妬深いからさ」


「えっと……。タゥの事で話があるって言ったでしょう。この事だよ。あのね、口吸いをして……。あのね、股を舐めたいって言われたの。私は勿論了承した。後は、指で……気持ち良い事されたの。エンジュ……私の事幻滅したんじゃない?」


「どうして? エッチな子大歓迎だよ。俺といっぱい子供作ろう。それにしてもタゥの奴、手が早いったらないな。股を舐めるなんてなんて羨ましい……。あっ、そうだ。早速俺の事、甘やかしてくれる? リマ」


「う、うん。なあに?」


 エンジュはニヤリと笑うと、舌をぺろりと舐めて言い放つ。


「俺にもそこ、舐めさせて? タゥが良くて俺は駄目だって話はねぇよなぁ?」


 エンジュは艶めかしい笑顔をリマに送ると、そっと手招きした。


「お、お姉ちゃんっ」


 リマは意を決して席を立ち、エンジュの隣に座った。


「や、優しくしてね……」


 リマはそっと下着を脱ぐと、スカートをはだけて足を広げた。


「うわぉ。最高の眺めだな。それにしてもタゥって良い目見てるよなぁ。さーて……俺、リマの犬になるよ……力抜いて……」


 エンジュはリマの太ももに口付けを落としながらそう言った。

 やがて、嬌声が部屋に響き渡る。


「あっ、あん、あっ、あっ、あっ、あっ、あん、あんっ、あっ、あっ、いく、ああ、あああーーーっ」


 リマは幾度も絶頂を感じて、身体を震わせた。

 半刻が過ぎても口淫は終わらず、部屋には水音と嬌声が満ちていた。

 リズは身の置き所がないまま見学しており、その顔は真っ赤に染まっていた。


「あん、あっ、あっ、あっ、気持ち良い、エンジュ……っ、あんっ、あんっ、あんっ、あっ、あっ、あっ、あああーーーっ」


 リマは何度もいかされ、エンジュの舌に酔いしれた。

 そして一刻程経ち、とうとうエンジュが離れた。


「はぁ、はぁ、はぁ……っ、初めてにしては、上出来だったろ? リマ、褒めて褒めて!」


「はぁ、はぁ、エンジュ……とっても気持ち良かったよ……」


 リマは荒い息をつきながら身支度を整え、エンジュに向き直った。


「これで……、タゥと会うのを認めて貰える?」


「ああ。だけど三年の間だけだからな! その後は俺一筋になってくれよ?」


「ふふ、わかった。じゃあ、結婚しようか……エンジュ」


「やったー! 俺、最高に幸せ。じゃあ、俺明日も会いに来るから、宜しくな」


 リマはきょとんとした顔で聞き返した。


「明日、空いてるけど……どうしたの?」


「まだ口吸いもしてないし、指で触ってもいないだろう。タゥにされた事は全部上書きしてやる。それが俺の意地だ」


「あっ、そうなんだ……」


「タゥにもせいぜい一線を越えないように言っておけよ。いい? 先っぽも駄目だからね!」


「タゥはそこのあたりわかっていると思うよー? タゥの恋人でいる事を許すなんてさ、エンジュって心が広いんだね」


「リマはどうあってもタゥを忘れそうにないからな。三年後には、俺だけのリマになると思えば諦めもつくさ」


 リズは条件を出したエンジュの采配に感心していた。


「これでお姉ちゃんも結婚かぁ。でも、あれ? お姉ちゃんは北に引っ越しちゃうの? そうするとタゥと離れ離れになっちゃうし、私も寂しいなぁ」


「そう言えばそうだったな。俺、狩り場も中央だし、こっちに家を分けるよ。その方がいいだろう」


「そうしてくれたら、嬉しいよ。今の家はどうするの?」


「どうすっかなぁ。若い奴に格安で譲ろうかな。リマが北に住みたくなったら、また家を建てればいいしさ。おっと、こうしちゃいられねぇ。親父にこの件を伝えないとな」


 そう言って、リマとリズを連れて広間へと繰り出し、エンジュも話し合いに参加して、両家の結婚を認めさせたのであった。



 ──回想終わり。



「……そんなわけで、昨日はエンジュが来てたんだけどね、ちゅっちゅちゅっちゅしちゃってさー。はじめは結婚したての夫婦もかくや! ってくらい口吸いに熱中してたんだけどさ。私はそこで退出しちゃったから、後はわからないんだー」


「リズ、恥ずかしいよ……。その後は、指で……いかせられた。二人きりって、危ないね。危なく、最後までしそうになっちゃった」


「せっかくだから、初夜まで我慢したらどうだ? 婚礼の儀は、もうすぐなんだろう?」


 タゥが問いかけると、リマが頷いた。


「丁度近所に新築の家があったから、それを買ったの。来週まで待てないって事で、明日婚礼の儀です。タゥに、今日会えて良かった」


「そうか。新婚家庭に邪魔するのは心苦しい故、一月は邪魔するのを控えようと思う。リマ、本当におめでとう」


「ありがとう。タゥ、今月はしょうがないけど、来月からは、ちゃんと会いに来てね。その日だけ、ヤジュの家でリズと一緒に待ってるから」


「今月は私だけが待ってるからね!」


「ああ。リズに会いに行くよ。それにしても、三年もリマの恋人でいられるなんて思わなかったな。とっても嬉しいよ」


 タゥはリマを抱きしめると、ゆっくりと口吸いをした。

 何度も方角を変え、深く口付ける。

 リマは喉を鳴らして唾液を飲み込み、舌を絡めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ