四日目と五日目
──四日目。
今日も指示通り裸になったタゥは、縄を巻き付けられて、疑問が浮かんだ。
「エーニャ、今日からは、俺が縛るのでは?」
「そうよぉ……。これは、縄化粧……。動けるように縛る事も出来るの……。あら、最高に似合ってるわよ、タゥ。ジャックも大喜びね……」
縄化粧をしたタゥは背徳感に満ちており、さすが美しかった。
そして上半身がきつく締め上げられているので、身体が快楽を思い出す。自身が起立していくのを、タゥは止められなかった。
「じゃあ、私を縛って貰いましょうか……。今日は簡単な縛り方を教えていくわねぇ……」
タゥはエーニャの言うとおりに縄を巻き、縛っていった。縛り方は自由で、飾り立てるセンスと身体を大事にする心が大事なのだと教わった。
初作品は、椅子に座ったエーニャの股を開かせ、そこで固定したものになった。
エーニャは扇情的で色っぽい。突っ込みたいが我慢して、玩具を使うことにした。
玩具で攻められ、エーニャは軽く達した。タゥの愛撫は丁寧で、的確だった。
「もっと……焦らしてもいいのよぉ……。タゥのものを入れてもいいし……。こんなに足を開かされて、恥ずかしいわぁ……」
タゥはエーニャのそこに唇を寄せると、舌で舐めた。
女芯を丹念に舐められて、エーニャは大きく喘いだ。
そこで玩具を取り出し、突き入れた。電源を入れ、良いところを刺激させる。エーニャは大きく身じろぎをしながら、目の前でいってくれた。
タゥはその後、三種の縛り方を学んだ。
ひとつ解いていくたび、やりたい縛り方が目に浮かぶ。
エーニャの身にのしかかったのは、胸部を突き出すような縛り方をした後だった。
その乳房を揉みしだきながら、ぐっと押し入っていった。
中は熱くて、タゥは激しく動いた。
「あんっ、あんっ、あん……っ、タゥ、縄で縛った動けない女の味はどう……?」
「腰が溶けそうな程、いいっ……!」
「うふふ……もっと楽しんで頂戴……っ、あぁ、あんっ」
エーニャのような強気な女が、弱々しく鳴く様がタゥの情欲に火をつけた。
縄の擦れ合う音すら心地良く、お互い動物のように求め合った。
もはや、縄は性交の良きパートナーであった。
タゥは縄の不快さを克服したのだ。
荒い息が部屋に響き渡る。
タゥは興奮していたので、縄を解いた後のお誘いも快く受けた。
ずっと性交をしていて時間が来てしまったが、タゥは明日以降に期待して服を着た。
ジャックは娼婦と隣室だ。毎日使っているが、金は大丈夫なんだろうか?
──五日目。
今日は部屋へ行ってみると、焦げ茶色のおさげの髪をした新顔の女とエーニャがいた。
身体は健康美に溢れ、豊満ではないものの、タゥは一目で気に入った。
「いらっしゃい……。今日は、この子を縛って貰うわ……。この子は素質はあるんだけど、覚悟の決まらない困った子なの……。緊縛の魅力を教えてあげてくれるかしら……名前はクロエよ……」
さて、裸になる段になって、クロエは真っ赤になって俯いてしまった。
タゥは潔く全裸になっていたので、こっちのほうが困り顔である。
「おいおい、そんなんで大丈夫かぁ?」
ジャックののんきな声にびくりと反応したクロエは、着ていたスミレ色のワンピースをこわごわと脱ぎ、全裸となった。両手で胸と股を隠しているのが往生際が悪い。
「クロエは、緊縛に慣れていないのか?」
「わ、私は一昨日入ったばかりなんですぅ……。エーニャ店長に筋が良いって褒めて貰える位には縛られましたけど、お、男の人に裸を見られるのは初めてなんですぅ……」
消え入りそうな声で答えたクロエは、鋭い視線のエーニャに負けて、裸を隠すのを止めた。
「ううっ、恥ずかしい……」
「ってことはもしや、初売りなのか? エーニャ、タゥの為とはいえ、太っ腹だな!」
タゥは朱色の罠を渡されて、ごくりと喉を鳴らした。
「まずはタゥの縄化粧を施してしまいましょう……。慣れれば一人で縛れるようになるわ……。ふふ、男前は縛るとより美しいわねぇ……」
エーニャはくるくるとタゥに縄を巻きつけ、上半身に張り巡らせた。
ピンと張った縄が身体を締め付け、身体が既知の快楽を望む。
タゥの中心が頭をもたげると、クロエはあからさまに狼狽した。
「あっ……」
「さぁクロエ、今日のご主人様はタゥよ……。たっぷりご奉仕させて貰いなさい……」
クロエは四つん這いになってタゥに跪くと、涙目になって懇願してきた。
「ご、ご主人様……。な、舐めさせて下さい……」
タゥが頷くと、そろりそろりと唇が近づき、タゥ自身に舌が触れた。
一心不乱に舌を這わせるクロエは一生懸命で、あまり上手ではなかったがタゥは満足だった。
「クロエ……。口に含みなさい……」
そうして口の中に熱棒をねじ込み、タゥはゆっくりと腰を振った。
「上手よタゥ……。クロエは舌をもっと絡めなさい……」
クロエの頑張りを自身で感じ、タゥはしばらくしてからクロエの口内に射精した。
「そう……、全部飲み込みなさい……。いい子ね、良くできたわ……。ご褒美に、縛って貰いなさい……」
クロエはぎくりとした様子で身を縮ませたが、タゥの前に頭を垂れた。




