表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ケラソの家のタゥ  作者: yahagi
無理矢理な結婚
34/191

夫婦の時間

 翌朝。レアの為に空けた午前中。

 タゥは何をするでもなく、ゆったりと過ごしていた。


 レアはいつもの刺繍をしており、二人で広間に座している。


「あなた……緊縛の修行は明日からでしたわね……わたくし、楽しい土産話を心待ちにしていますわ……」


「初日など苦しいばかりであるという話だ。お前がそうまで瞳を輝かせる話があるとは思えんな」


「ああ……その場に参じる事の出来ないこの身が恨めしいです……。あなたはきっと良い声で鳴きますもの……。ああ……私も見たかったですわ……」


「俺が鳴く姿は昨夜たっぷり見たであろう。お前は俺の上で随分楽しげであったな」


 タゥはあまりに喘いだ為、昨夜を思い出してちょっと頬を染めた。


「まぁ……なんて愛らしい顔をなさっているのかしら……。わたくし、身体が疼いてしまいます……」


 タゥは気恥ずかしくて、レアに口吸いで答えた。

 レアも刺繍を一旦止め、タゥの口吸いに答える。


「あん……あなた、床を延べましょうか……?」


「それには及ばない。レアよ、四つん這いになれ。案ずるな、優しくしてやる」


「はい……あなたのお好きなようにどうぞ……」


 レアは床に四つん這いになり、タゥにスカートを脱がされた。下着が取り払われ、大事な所が丸見えとなる。


 タゥはそこに唇を寄せると、しばらく舐めて潤した。

 そして、起立した自身をゆっくりと埋め込んだ。


「あっ、あっ、あなた、激しい、あっ、あっ」


 激しいリズムで中をかきまわし、レアの良いところを刺激する。

 広間で、服を脱がぬまま交わっているので、まるで犯しているかのようだ。


 興が乗ってきたタゥはレアの白い尻を掴みながら、尚激しく揺さぶった。


 三回戦を終え、身体を床に横たえたレアが、荒々しく息を吐く。


「はぁ、はぁ、はぁ……タゥ……物足りなそうな顔ですわね……」


「そんな事はないぞ。こんな格好でいかされるお前は最高に悔しそうだった。欲を言えば玩具を突っ込んでやりたいところなのだが、今日は自分のものを使ってしまったな」


「わたくしは……タゥのほうが……良いです……」


「そうか。玩具もおいおい好きになるよう使ってやろう。今日はここまでだ。起きれるか?」


 タゥが優しく助け起こしてやると、レアは身支度を整えた。

 そして小休止を入れた上で、刺繍を再開させた。


 実際、レアの刺繍は大したものだった。

 鷹の意匠はこの国の国旗で、小物類も広く愛されている。

 群青色の生地に茶色の鷹。鷹は大きな程値が付くという。

 レアはその刺繍を得手にしていた。


「お前の刺繍は素晴らしいな。その大きさで銀貨になるのだろう?」


 レアは照れたように微笑むと、穏やかな声で言った。


「ありがとうございます……。あなた、来月はラプカを見に行っては如何ですか……。わたくしも多少蓄えがございます……」


 聞いてみると、レアの蓄えは銀貨50枚程だった。ラプカは一頭銀貨120枚、良いラプカはもっとする。

 タゥの現在の貯蓄は銀貨150枚程なので、銀貨200枚のラプカは理想に近い。


「上を見てもきりがないからな、そのあたりで探して見るか。よし、来月見に行ってみるよ」


「ええ……。今年の駈け比べが楽しみですわね……」


 レアとの何気ないやり取り。

 これは仲の良い夫婦のようで、タゥの胸を安らがせた。

 タゥは性交を通じてではあるが、少なからずレアに愛着を抱いているのである。



 中天になり、森に入る。

 今日も順調にウスルスを罠に追い込み、とどめを刺す。

 今日は連続で仕留めた為、夕刻までに二匹収穫を上げる事が出来た。


 早々に解体小屋で分け前を分け、リュックに詰める。

 そうしたら、凱旋だ。


 今日も出迎え組は、ルネーの家のマリアと、ヤジュの家の双子である。


「みんなーっ! お疲れ様! 無事で何よりだよ!」


「出迎え感謝する。ではな」


 キーヤは礼をして帰って行った。


「リマ、今日も俺に会いに来てくれてありがとう。俺もリマに会いたかったよ」


「エンジュってば直球だなぁ。お姉ちゃん、タゥとも喋っておけばー?」


「あっ、タゥ。お帰りなさい。私、タゥの帰りも待ってたよ!」


「うん。ありがとうリマ。見合いは順調か?」


「私は明日からかな。リズのダイの家のヤッハとのお見合いは終わったよ! 凄く良いお見合いだった。リズもそう思うでしょ?」


「うん。ヤッハは格好良いし、お話も面白かったよ。良い経験になったなーって感じ!」


「リズはヤッハと結婚するのか?」


 エンジュの声に、リズは穏やかな声で答えた。


「違う家が結婚に対して凄く意欲が強いの。多分ヤッハはその娘を選ぶと思う」


「へえ。ヤジュの家の美少女を袖にするほど可愛いのか?」


「ふっくらした、家庭的な美人だって話だよ。もう18になるから婚期を焦っているみたい」


「そうなのか。リズは残念だったな」


 俺が言うと、リズはちょっと笑ってはにかんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ