ジャックの部屋
タゥは夜中尻を舐め回され、何度もいった。
大変恥ずかしかったが、もうどうしようもない。
タンデムの舌技は、タゥの身体を熱く燃え上がらせた。
指を挿れられた時、少し喜んでしまったのは内緒である。
勿論すぐにジャックが止めてくれた。
「ゆ、指は嫌だ……っ」
「……指はなしだって、約束だぜ、タンデム」
「いやはや、ここまで身体を火照らせては可哀相だろう。中でいかせてやった方が親切というものだ」
「それは、あんたが尻を舐めるから──」
「そうだな、あと一度いったら許してやろう。さぁアリス、俺に痴態を晒すんだ」
タゥは再び尻をしゃぶられ、気持ちよさそうに喘いだ。
「あっ、あんっ、ああ……っ」
「いい子だ、アリス。尻でいくのも良いものだろう? このまま抱けないのが残念でならないよ」
タンデムは自身を自分でしごき、タゥに見せつけた。
あんなでかいものが入ったら尻が壊れる、としか思わなかったが、身体にかけられたものは熱かった。
こうして長い夜は終わりを告げ、翌朝がやってきた。
「おはよう、アリス。……いや、シルベスター卿と呼ぼうか。昨夜はとても楽しかったよ。私に抱かれたくなったら、いつでも来るが良い」
タンデムはタゥを気に入ったようだ。
タゥは真っ赤になって首を振ると、お断りをした。
「その予定はない!」
「くっくっく、尻でいったのが恥ずかしいと見える。まあいい。ジャック、これからもよしなにな」
「ああ。あんたと手が組めるのは、心強くてならないよ。……またな、タンデム」
二人はしっかりと握手していた。
馬車で帰る帰り道、ジャックがぽつりと言った。
「俺もお前の尻、舐めたい」
「ジャック……。困る。お前の願い事なら、叶えたくなっちまう」
「じゃっ、良いだろ? 指は三本までにしとくから!」
「それじゃ、やっちまうだろう。俺、処女喪失は別の日がいいな」
「タンデムにあれだけ鳴かされた後だもんなぁ。お前がどれだけ興奮してたかは、俺だって見届けているんだぜ? 中イキしてぇだろ?」
タゥは女装の格好をしている。
その頬が朱に染まり、瞳が情欲に輝くのを、ジャックはずっと見ていた。
「……いきたい。本当は中を掻き回して欲しくてたまらないんだ」
「決まりだな。処女喪失は待ってやる。指で掻き回してやっから、楽しみにしとけ」
タゥは恥ずかしげに目を伏せると、こくりと頷いた。
アスティ家に着いた後、タゥは綺麗に身を清めた。
着心地の良いシャツとボトムスを身に纏い、いざ、出陣である。
実は、ジャックの部屋に入った事はない。
ジャックの秘密を知るようで、タゥの胸は期待に高鳴った。
通された部屋は、寝室であった。
オリーブ色に纏められた寝具が、ジャックの好みなのかと思うと心地良い。
ジャックは、サイドテーブルで紅茶を飲んでいた。
「よぉ、来たか」
「……おう」
「あれだな、なんか性交するみたいで、緊張するわ」
タゥも同じ事を考えていた。
タゥはベッドに座り、手招きしてみた。
「こっち来いよ。俺もしゃぶってやるからさ」
「マジで?! でも、まずはお前の尻が気になるわ。全裸に剥いて、丁寧に舐めてやるよ」
ジャックはタゥの服を脱がしてベッドへ横たえると、自分も全裸となった。
どくどくと、心臓が早鐘を打つ。
ジャックは、タゥに触れるだけのキスをした。
数度重ね、舌を絡める。
深い口吸いを、何度も繰り返した。
首筋を吸い、下へ降りていく。
胸の尖りは愛撫を受け入れ、ぽってりと腫れている。
タゥは細い喘ぎ声を漏らした。
両胸を丹念に舐められた後、タゥはひっくり返された。
ジャックは尻にしゃぶりつき、そこを丁寧に舐め上げた。
「あっ、ああん、ジャック、いい……っ」
ジャックの舌技で翻弄された俺は、隠す事なく喘ぎ声を上げた。
その後、俺は呆気なくいってしまった。
「はぁ、はぁ、気持ちよかった……」
「おーし、じゃあ指入れるぞー」
ジャックの指は、ゆっくりと挿入ってきた。
中の良いところをかすめ、ぞくりとする。
俺は早く触れて欲しくてたまらなかった。
「ジャック、早く……っ」
「分かってるって。まずはほぐさねぇとな」
二本目の指も飲み込み、タゥは熱い息を吐いた。
中で指をばらばらに動かされ、ほぐされる。
丹念に舐められた結果か、それだけでも下肢に快楽が伝った。
三本目の指が入り、ちょっと苦しい。
しかし、いよいよその時が迫り、タゥはごくりと唾を飲み込んだ。
「じゃあ、触るぞ」
しばらくほぐしていたジャックがそう言った。
一転して、俺は深い快楽の中に叩き込まれた。
「あんっ、あんっ、あんっ」
俺は、喘いでいた。
ジャックの指で前立腺をこねくり回され、俺は前後不覚になる程の快楽を得ていた。
タゥの腰も自然と動き、腰をよじるたびに快楽がほとばしる。
出口は、目の前だった。
「あっ、あんっ、……あああーーーっ」
タゥは射精した。
しかし、ジャックは止まらない。
「まだ、足りねえだろ? 気が済むまで掻き回してやるよ」
「あんっ、いい、ジャック……っ」
「あー、突っ込みてえ。我慢してる俺は偉いだろ? さーて、いっちまえや」
「あんっ、あんっ、いく、あああーーーっ」
その後、何度いったろうか。
俺は身も世もなく喘ぎ、いかされた。
気持ち良くてたまらなかった。




