タンデム
その部屋は、応接間だった。
大きなソファに、大きな机。
着席すると、すぐにメイドが紅茶を入れた。
「アイザック卿、こちらシルベスター卿です。どうです、化けたものでしょう」
「どこから見ても令嬢そのものだ。うーん、素晴らしい。彼の乱れる姿が今から楽しみでならないよ」
タゥの今の姿は、金髪の美少女である。
化粧のおかげで、今は女にしか見えなかった。
「私はタンデム・アイザック。タンデムと呼んでくれ」
「わかった。タンデム、宜しく頼む」
タゥが言うと、ジャックが言葉を添えた。
「アイザック卿、くれぐれも処女のまんまで頼むぜ。指を入れるのもなしだ」
「わかったよ、ワイズマン卿。残念だが、愛撫を楽しむ事としよう。そうだ、今日はアリスと呼ぶ事にするよ」
タンデムはにっこりと笑った。
まず、昼食に食堂に呼ばれた。
今日のメニューは丸鳥のローストチキンで、ハーブが効いていて美味しかった。
パンも焼きたてのクロワッサンをお腹一杯食べた。
タンデムは麻薬捜査の現状を良く知っていた。
多数の書類を見せて貰い、ジャックは目を輝かせていた。
しばし、麻薬捜査の話に従事する。
この家の協力があれば、捜査は一気に進みそうだった。
3時の鐘が鳴り、応接間にケーキとお茶の用意がされる。
それでひと息つきながら、ジャックが尋ねた。
「この家の情報は相当なものだ。元々、そういう生業なんだろう? 俺はお眼鏡に叶ったのかい?」
「よくぞ気付いたな、ジャック。これこそがアスティ家の裏の仕事よ。三男でありながら、お前は当主しか知らぬ闇を見つけたのだ」
「やっぱりそうか。これからもあんたとはうまくつきあっていきたいもんだな」
「任せておきたまえ。ちなみに、ヨーロキア家は人身売買に手を染めておるが、大物を吊り上げる為の演技だ。証拠はうちにある」
「え? まじか。ヨーロキア家にも聖騎士派遣しちまってるわ。まっ、大丈夫か……。そうするとエージェンシー家が宙に浮くんだけれどさ。何か知ってたりする?」
「エージェンシー家は幼女が殊の外好きな位で、特に犯罪らしい犯罪ではないな」
タゥはケーキをおかわりして、話を聞いていた。
会議は白熱し、夕刻の晩餐の時間まで話は終わらなかった。
二人とも、凄い熱意である。
「晩餐のご用意が整いました……」
使用人に呼ばれ、食堂に移動する。
晩餐のメニューはウスルスの煮付けで、付け合わせのマッシュルッケがたいへん美味であった。
煮付けはとろりと柔らかく、脂が乗っていて美味しかった。
サラダとパン、そしてデザートの木苺のパイも食べ、タゥはご満悦であった。
夜、寝室に通され、大きな天蓋付きベッドに沈む。
タゥは履き慣れぬピンヒールを脱ぎ捨て、タンデムに押し倒された。
美しい金髪を手ですき、青い瞳を見つめながらキスを繰り返す。
タゥはドレスを乱され、下着姿となった。
「ああ、アリス……。待たせたね、今、可愛がってあげよう……」
タンデムはビスチェとドロワーズを脱がし、全裸にした。
胸の尖りに吸いつき、舌と指で愛撫する。
じっとりと舐められて、タゥはたまらず声をあげた。
「ああ……っ」
「いい声だ。さぁ、もっと気持ち良くなろう」
タンデムはタゥの下肢に唇を寄せた。
タンデムの舌技は見事で、タゥは喘ぎ声を漏らした。
「あっ、あんっ、あんっ」
タゥがいくと、タンデムはごくりとそれを飲み込んだ。
「可愛かったよ、アリス。じゃあ次は仰向けになろうか」
言われた通り、仰向けになったが、そこにあるのは尻である。
一体どうするのかと思っていたら、タンデムは尻にしゃぶりついた。
舌で、そこを舐めてきたのである。
一刻ほど堪え忍んだが、タンデムの舌は気持ちよかった。
下肢が元気になってしまい、しごきたくて仕方ない。
タンデムは、それを許さなかった。
「どうした? アリス。おねだりしなさい。気持ちよかったんだろう?」
「気持ち……良かった。俺のここ……舐めて」
「いい子だね、アリス。さぁ足を開きなさい」
タンデムは気持ち良いようにしゃぶってくれた。
気持ち良くいき、また尻をしゃぶられる。
タゥはどんどん行為に夢中になっていった。
「あっ、あっ、あっ」
また、立ってしまった。
俺は気恥ずかしかったが、おねだりの言葉を口にした。
「タンデム……舐めて、お願い」
「いいよ、舐めてあげよう」
タンデムは分厚い舌でタゥのものを舐め上げ、追い詰めていった。
じゅぷじゅぷと唇でしごかれ、上下する男の頭を掴む。
「あっ、あっ、……ああっ」
ごくりと、飲み込む音がした。
瞬時、目が合う。
タンデムは獲物を前にした獣のような瞳をしていた。
深い口吸いを、しばし楽しむ。
タゥはタンデムに抱き込まれ、肌を吸われていた。
胸の尖りは赤く染まり、ぽってりと腫れている。
タンデムはそこを舐めながら、タゥのものをしごき始めた。
タゥはそのままいきそうになったが、ひっくり返されて、また尻をしゃぶられた。
タゥはそのままいってしまった。
尻をしゃぶられていくなんて、屈辱だ。
しかし、タゥのものはまた熱を帯びて来ている。
タゥはなんだか泣きたくなった。




