楽しい毎日
暦が5月になり、ますます狩りに力が入る頃。
タゥはナタリーと会っていた。
今日はミルフィーユを用意して貰ったタゥは、上機嫌でナタリーとお茶をしていた。
「このミルフィーユ、クリームが甘くてとても美味しいわ。紅茶はミルクティがぴったりね」
「気に入って貰えて良かったよ」
今日もナタリーは美しい。
腰まである艶やかな黒髪に、紫色の瞳。
どこか影のある美貌に、しっとりとした美声。
タゥは何度でも泣かせたくなってしまうのだ。
「タゥ……。私、旅行に行ってくるわ……。主人の仕事についていくだけだけど、手紙の返事が遅れてしまうから……」
「わかったよ、ナタリー。気をつけて行ってきて。ちなみに、どこまで行くの?」
「王都よ……。ふふふ、いっぱい美味しいものを食べて来るわ。お土産話を期待していてね」
まだ見ぬ王都。
我が子が暮らす場所だ。
あれからタゥの子は、ドゥケルハーンと名付けた。
すくすくと元気に育ってくれると良い。
「じゃあ、そろそろ、ベッドルームに行こうか」
「ええ……。会えない間、寂しかったわ……。今日は何でもしてあげる……」
タゥは大喜びでベッドにナタリーを押し倒すと、その唇を奪った。
お互いに脱がせあい、全裸となる。
タゥはしつこい程ナタリーを責め上げ、泣かせて楽しんだ。
焦らしに焦らしてから押し入ったナタリーの中は、それはもう格別であった。
挟みながらしゃぶって貰ったり、上に乗って貰ったり。
あるいは後ろから獣のように突いたりして、大変楽しかった。
時間切れとなり、ナタリーを見送る。
タゥも着替えて、自宅へ帰った。
最近のタゥは、一週間の家の二日間を女に当てていた。
一日はリマ、一日はウラディカの泉である。
そして今日は、リマの日であった。
リマは出産を終え、スリムな体系に戻っている。
子供はエンジュが見ているという話であった。
「あのね、タゥ。お嫁さん仲間でウファって娘がいるんだけど、内密に相談があるの」
「うん。なんだ?」
「エッチの時にいけなくて悩んでるそうなの。旦那さんに舐めて貰っても感じないんだって」
「それは深刻だな。要するに、旦那が悪いんだろう? 旦那を何とかすればいいのか?」
「その前にね、ウファの自信を取り戻して欲しいの。不感症じゃないって、証明して欲しいのよ。大丈夫、旦那さんにも了解取ってるから」
「了解取ってるって、舐めることか?」
「最後まで、いっていいそうだよ。避妊薬も用意してあるし、準備は万全なんだ。じゃあ、今呼んでくるねーっ」
そう言ってリマはぴゅーっといなくなった。
やがて連れて来たのは、藍色の髪を後ろで三つ編みにした、しっとりとした美人だった。
口元にほくろがあり、妙に色っぽい。
「次期族長の手を煩わせて申し訳ありません……。タゥ、今日は宜しくお願いします……」
「ああ。出来る限りの事はやってみよう」
布団を敷いた部屋で、タゥは問題のウファを迎え撃った。
結果、ウファは不感症ではなかった。
タゥがびっくりするぐらい良い声で喘ぎ、二度、三度と連続でいった。
続く本番でも、いくのに困った様子はなかった。
「ああ、いいっ、あんっ、あんっ、またいく、あああーーーっ」
「ウファ、あんたはここを突かれるのが好きなんだ。しっかり覚えて旦那に突いて貰え」
「はい、ああんっ、いい、気持ち良い、あっ、あっ、あっ」
調査を終えても、もう一度と、頼まれる位タゥとのエッチは良かったようだ。
タゥは念入りに弱い所を暴き立て、快楽を教え込んだ。
さて、次は旦那の方であるが、これはウラディカの泉に半日放り込むだけで事が済んだ。
今ではウファも、快適な性生活を送っているとの事である。
熟練の娼婦を買ってやったのだから、それでなくては困るが、これにて一件落着である。
「それであなた……。ウファの件は一件落着したのでしょう……。なのにどうしてあなたは、またウファに会いに行ってるんでしょうか……?」
「なんでって、夫公認で誘われたからだよ」
「それで抱いて来たと……?」
レアは布団を敷いて、枕を投げてきた。
「だっていい女なんだもん。俺の身体が忘れられないとか言って、なんでもしてくれるんだぜ? 抱かなきゃ損だ」
「あなたの為になんでもする女なら、ここにもいますわ……。あなた、玩具の準備は出来ていてよ……?」
「そうか。じゃあ今夜はレアに責められようかな。身体を舐めながら責めてくれ、レア」
「お任せ下さい、あなた……」
レアの責めはタゥを満足させた。
そうして不倫した事はうやむやになり、タゥはレアと仲良く眠った。
ウファの元には、それから二度程、通ったそうである。




