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ケラソの家のタゥ  作者: yahagi
劇的な再会
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レアの秘密

「あっ、あっ、いいっ、最高よ、もっと突いてぇ……、あっ、あっ、あっ、気持ち良いっ」


「俺も気持ち良いよ、カサンドラ。さて、いくぞ」


「あんっ、あんっ、あんっ、ああいく、あああーーーっ」


 カサンドラは気持ちよさそうにいってくれた。

 タゥも気持ち良く射精して、しばらく二人でキスしていた。


 ガーデンパーティに戻ると、宴もたけなわといったところだった。

 主だったところは休憩室に消え、残っている客が菓子に群がっているようだ。

 タゥはそこにリーディアを見つけ、声をかけた。


「リーディア、休憩室じゃなかったんだな。今日はありがとう、楽しめたよ」


 リーディアはぺろりと唇を舐めると、満足げに笑った。


「今日は5人の紳士とお犬さんごっこを楽しんだから、十分なの。……そうだわ、タゥ。チョコレートボンボンは食べたかしら? チョコレートの中に、お酒が入ってるのよ」


「食べてみたい。どこ?」


「こっちよ。お酒はブランデーを使っているけれど、気に入るかしら」


「どうだろう。カサンドラは好き?」


「私には、ちょっとお酒が強すぎるみたい。シルベスター卿はどう?」


「ん、俺は好きな味だ。チョコレートもいいけど、酒がうまいな」


「気に入ってくれて良かったわ。こちらをワイズマン卿の分も包んであげるわね」


「ありがとう、リーディア」


 タゥは無邪気に微笑み、菓子の包みを受け取った。



「やっぱりリーディアって良い人だな」


「白昼堂々5人も犬にした女だぞ、目を覚ませ。……でもこのチョコレートボンボン、マジでうめえな。家でも作らせよう」


 帰りの馬車の中にて、タゥはジャックと今日の感想を言い合っていた。


「ジャックの相手って、大人しそうな女だったな」


「ああいう女が実は……ってのが燃えるんだよ。自分からしゃぶってくれるし、上に乗ってくれるし、至れり尽くせりだったぜ」


「へえー。俺の相手は、とにかく激しかったな。早く来て、突いてっておねだりが上手いんだ。後ろから獣みたいにやりまくったよ」


「へえー。あの泣きぼくろの女だろ? 情熱的だな。そういうのって、俺も好きだな。隠語を多用してくる女も大好き」


「好き者だな、ジャック。俺は恥じらいつつ慎みを持って欲しいタイプ」


「若さだな。すぐに助平な女が大好きになるさ。ぺろぺろ舐められながら、おちんちん大好きって言われてみろ。コロッといっちまうから」


 ジャックの話は含蓄に満ちている。

 タゥは真面目な顔をして拝聴した。


「俺も色んな女食ってきたけど、人間みんな助平な事大好きだ。好きじゃないって言う奴は、まだ知らないだけなんだよ」


「知らない奴……処女か?」


「処女じゃない場合も多い。いったことない女って、意外に多いんだよ、タゥ」


 そんな女は見たことがなかったので、驚いた。


「そうなんだ。勉強になるよ、ジャック」


 タゥはエッチが大好きなので、すぐ濡れてすぐやれる子が大好きだ。

 ちょっとぐらい濡れにくくても、タゥが舐めて潤してあげればいい。

 タゥはそのように考えていた。



 その夜の事である。

 タゥの本日の感想を聞いて、レアは難色を示した。


「また……女が……増えたんですの……」


「増えてないって。今日やっただけで終わりだって」


「それにしても……犬の真似事がお気に召したのかしら……? そんな事を白昼堂々楽しんで来るなんて……ふしだらですわ……」


「はいはい、俺が悪かったよ。チョコレートボンボン、俺の分もあげるからさ」


「ふふふ……。これは美味しいので少しずつ食べます……。キリクにも分けてあげましょう……」


 レアは、いける口であった。

 ブランデー入りのチョコレートボンボンを、ぱくぱくと食べた。


「キリクか。何か面白い事言ってたか?」


「奥様のパンティを被る旦那様の話とか、結婚初夜でうまくいかず、三日目でやっと入った話とか……あとは、自慰にローションを使うとかなり良いと聞きましたわ……」


「ローション? 知らないな」


「最近売り出されたそうですわ……。なんでもとろとろとしていて肌馴染みが良いんだとか……。独身の男性にはうってつけらしいですわよ……」


「興味あるなぁ。買って良い? 俺が自慰するとこ見てていいからさ」


「見てていいなら、許しますわ……」


 レアと会話するのが楽しくて、俺はつい、言わなくていいことを言ってしまった。


「なぁレア、家にも子供が出来るといいな」


 結婚してそろそろ一年、まだ妊娠の兆しはない。


「…………」


「っと、悪い。責めているわけじゃないんだ。いつか、子供が出来たらいいな、ってだけで……」


「あなたは貴族の顔も持つようになりましたものね……。子供もいっそう大事になってくるのでしょう……」


「レア、気にしないでくれ。今のは俺が悪かった」


 俺は話題を変えようとしたが、レアがそれを許さなかった。

 真剣な焦げ茶色の瞳が、まっすぐに見つめてくる。


「あなた……わたくしは、秘密にしていた事があるのです……。それを、聞いて頂けますか……」


「ああ。話してくれ」


 タゥはレアを見て、頷いた。

 レアは静かに語り始めた。


「わたくしは……妊娠しないよう、避妊薬を飲んでいます……」


「なっ! それは本当なのか、レア」


「はい……。わたくしは……子を産む事は出来ないだろうと医者に言われております……。出産は命に関わると……。わたくしは怖じ気づきました……。少しでも長く生きていたい……。わたくしは子供より命を取ったのです……」


 それは、衝撃的な告白だった。


「しかしレア……避妊薬も身体に悪かろう……閨を共にする事をやめれば、もっと長生き出来るやもしれんぞ」


「あなたに愛おしんで貰えないなんて、考えたくもないの……。今、わたくしは幸福だわ……。その分寿命が減ったとしても、本望です……。わたくしは、あなたに抱かれながら生きていきたいの……」


「……わかった、レア。お前も結構、助平なんだな。快楽に生きるなんてなかなかやるじゃねぇか」


 俺は、殊更茶化して答えた。


「あなたに仕込まれた身体ですもの……。それで……許して貰えますの……?」


「ああ。しかーし! そんな大事な事を黙ってた事は怒ってる。もう秘密はないか?」


「ええ……。ありませんわ……」


「じゃっ、今夜は久し振りにいじめ尽くしてやろう。まずはパンツ脱いで足開け。自慰からやってもらうぞ」


「はい……。あなたの言うとおりに致します……」


 かくして、6時間耐久レースとなった今夜の閨だが、体力の欠如により息も絶え絶えといった様子のレアと寝不足のタゥで、仲良く眠りについたという。

 結婚当初は本気で疎ましくて、いじめ抜いていたが、今夜は愛があった。

 タゥはレアと順当に仲を深め、愛を育てていた。

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