1話
お読みいただきありがとうございます。
この小説で使われているかっこは
「」が会話用、()が思っていること、『』はメールや電話相手の発言となってます。
「うーん、悩むなぁ...」
かれこれ30分以上pcとにらみあっているが、中々レンタルする相手が決まらない。良いかもと思った娘がいないわけではないが、この娘がいい!という決め手がなく、中々難航していた。
「初めてだし、適当には選びたくないんただけどなぁ......ん?」
ふと、一人の娘に目が留まった。
「趣味はコスプレ?ここに書くってことは披露してくれたりするのか...?」
この娘とデートできたら面白そうだな...と思い、すぐに予約する。
「次に空いてる休みの日は...明後日か」
予約してから
(なんか目的変わってる気がするが...まぁいいか...)
結局、面白そうという欲に負けてしまった。まぁ、せっかくだし楽しむのが一番だよな、と自分に言い聞かせる。
「ん?チャットだ。なんだろ?」
『こんばんは。予約ありがとうございます!
早速ですが、デート時の場所やコスプレNGなど希望がございましたら、事前にお知らせ願います。場合によっては追加料金が発生しますので、ご注意ください!』
「がっつり業務連絡だな...まぁ、そらそうか」
『こんばんは!こちらこそよろしくお願いします。デート時の場所は追加料金が発生しないところならどこでも、コスプレは全然OKです!』
「こんな感じでいいかな?」
誤字とかがないか確認してから送信する。すぐにわかりましたときたので、安堵して時計を見ると、
「おっ、もう12時か。そろそろ寝よ」
(明後日楽しみだなぁ...)
そう思いながら布団に入る。疲れていたのか眠気がすぐにきた。