白昼夢
キラキラキラキラ、キラキラキラキラ
光の粒が上っていく
煌めきながら瞬きながら
キラキラキラキラ上っていく
地があって、天がある
地があるから、天がある
だけど境のない世界
深い深い藍色の世界
あそこに一つ
ここに一つ
次から次へと光が灯り
輝きながら立ち上る
光の残滓を引きながら
キラキラキラキラ立ち上る
僕はその中を歩いていく
一歩一歩歩いていく
一歩進むごとに音が鳴る
シャラララーと音が鳴る
シャラララー、シャラララー
シャラララー、シャラララー
僕は音を引き連れて
一歩一歩進んでいく
シャラララー、シャラララー
シャラララー、シャラララー
遠いようで近い場所、近いようで遠い場所
光の人達が待つ場所へ
一歩一歩歩いていく
彼らは僕を待っている
その手をとれば僕は……